「漬物・お新香・香の物」 どう使い分ければいいの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。3月25日放送分のテーマは「漬物」です。
「漬物」とは、野菜を塩、糠(ぬか)、味噌、麹、醤油、酢などに漬けたものです。「お新香(しんこ)」「香の物」などの呼び方もありますが、厳密には少し違うそうです。
「お新香」とは本来、短い時間で漬けたもの……「浅漬け」を指すと言われます。漬かり方が浅くて新鮮で野菜の香りがすることから、「新しい香り」と書いて「お新香」と呼ばれるようになったそうです。
また、「香」は「こう」とも読むため、お新香を「香の物」と呼ぶこともあります。つまり「お新香」は漬物の一種ということです。
お新香のような浅漬けに対し、「古漬け」という言葉があります。どちらも野菜を塩漬けしたものですが、浅漬けは塩の量が少なく、漬け込む時間も短いです。野菜本来の味わいや香り、食感が楽しめます。
それに対して「古漬け」は塩の量が多めで、最低でもひと月以上漬け込んで発酵させます。手間や時間はかかりますが、そのぶん凝縮された旨味や独特の風味を楽しむことができます。
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