【山田真哉さん】YouTube登録者数100万人のオタク会計士が教える、お金との付き合い方

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ビジネスのトップシーンで活躍する方や、気になる時事問題を読み解くスペシャリストを迎えて話を伺っていく『スルミ presents トップジャム』。今日もビジネスのトップリーダーのすっぴん素顔に迫ります。

本日のゲストは、公認会計士の山田真哉さんです。公認会計士でありながら、文筆家、YouTuberと、いくつもの顔を持つ山田さん。私たちの生活に関わるお金の話を、楽しくたっぷりお聞きしました。

【山田真哉さん】YouTube登録者数100万人のオタク会計士が教える、お金との付き合い方

福田:公認会計士の山田真哉さんのプロフィールをご紹介しましょう。山田真哉さんは兵庫県出身。卒業後、東進ハイスクール勤務を経て、公認会計士試験に合格。2005年に出版したビジネス書『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』は168万部の大ヒット。小説『女子大生会計士の事件簿』シリーズは累計100万部を突破。YouTubeチャンネル「オタク会計士ch【山田真哉】少しだけお金で得する」の登録者数は100万人を達成、と公認会計士にとどまらない活躍をされています。

今は投資とかも身近なので、お金の話は本当に気になるところだと思うんですけれども、翼さんはどういったお話が気になりますか?

石塚:SNSとかでも、社保が高すぎるとか言われてるじゃないですか。これって本当にこんなに払ってていいの?とかもうちょっと節約とかできないんですか?とか伺いたいですね。

山田:経営者側だときついですよね。従業員はどうしようもできないんで、やろうとしたらやっぱり経営者の側がいろいろ工夫して、という感じなりますね。まさに社保節約の技とか裏技的なものはね、ぜひ検索してみていただきたいです。

【山田真哉さん】YouTube登録者数100万人のオタク会計士が教える、お金との付き合い方

福田:私たちの身近にまつわるお金で簡単にここ節約できるよ、みたいなところってあったりするんですか。

山田:昔は四天王と言われる大きなものがありまして。それが医療費・住宅ローン・扶養家族・雑損控除。医療費とかは何となくわかりますかね。家族の分の領収書を全部集めて10万超えたら、超えた分に関しては税金減りますよっていう。住宅ローンは、住宅を建てる方は必ず聞くと思います。扶養家族、扶養控除っていうのは、別居の親とか子供とかもちゃんと申請すればそこで控除として税金減らせますよっていうものです。

雑損控除ってわかります? よくあるのが盗難とか、最近特に多いのは災害ですね。災害で失った分に関しては、雑損控除っていう扱いで届け出を出せば税金減りますよっていうのがあります。もし該当する被災地の方とかはチェックしていただければと思います。

石塚:私みたいな独身だと、特に考えることが多いんですけど。

山田:昔から言われている四天王に加えて、節税として言われる新しいのが3つ増えてきて。ひとつは、ふるさと納税。あとNISA、iDeCoですね。7つ全部やっとけば問題ないかなというとこですね。

【山田真哉さん】YouTube登録者数100万人のオタク会計士が教える、お金との付き合い方

福田:会社員の皆さんはiDeCoをやってる方が多いかなと思うんですが、最近ちょっと変わったということで。

山田:そうですね。iDeCoは掛け金が全額控除というか、税金が減ります。個人型確定拠出年金はiDeCoって愛称がついているように、年金制度なんで年金でもらう際に税金かかりますよと。ただ、退職金と同じ扱いができます。退職金.は基本、税金が安いというかうまくいけば0円なので、iDeCoも解約したら0円になります。退職金とiDeCoをもらう間隔を10年以上空けないと控除にならないよって話だったんですが、そもそもiDeCoって、個人事業主、中小企業やベンチャー企業で働いているとか退職金制度がない人にとってはすごい便利で、その人たちにとってはあんま変わんないです。大企業に勤めていて退職したら2000万の退職金に、プラスアルファでiDeCoです、ってなると税金払わなきゃいけなくなっちゃうんです。

石塚:2020年まで、山田さんのYouTubeチャンネル登録者数10万人だったのが、2022年に50万人に急に爆増しました。仕掛けはあったりするんですか。

山田:世の中の流れ、特に給付金関係ですね。持続化給付金とか国民1人当たり10万円の給付金とか。そういう給付金関係が出ると、国も当然説明したりパンフレットもあるんですけど、

あらゆる人のためにいろんな文言を書かないといけないんで、ぐちゃぐちゃになる。そこを僕らYouTuberは大体多数派、8割方の人に当てはまります、みたいな感じで動画を作っていきますんで、そこはわかりやすくできたかなと。

あとインボイスですね。これも賛成反対があったりいろんなYouTuberも言ってたり。でも僕は基本、中立の立場でやっていこうっていうポジションだったので、うまくスルスルといけたかなと。

【山田真哉さん】YouTube登録者数100万人のオタク会計士が教える、お金との付き合い方

福田:最近で言うと、年収103万円の壁とか医療費の高額療養費制度の見直しとか、みんなが気になるお金の話って常に出てきますが、山田さんが注目されている問題はどこですか。

山田:やっぱり103万円の壁は多くの方々に影響ありますんで。それこそうちの会計事務所で働いてるパートアルバイトの方々も103万円超えないようにって話でしたけど、これから国会で本当に123万円に上がるのか否かっていうのが議論されます。実際123万円に上がると、多分皆さん働き方が変わって。123万円まで働こうってなるか?ならないっていうね。

従業員50人を超えてる企業のパートアルバイトの方は、106万円の壁っていう社会保険の壁がまたあって、50人以下の企業でも130万円の壁があります。これはパート先によっても考え方変わってきますんで。石塚さんの会社って、その辺何かあります?

石塚:うちは基本、業務委託でやっていただいてまして。

山田:逆に、社会保険のことを考えてフル業務委託で、フリーランス法に引っかからないように。

石塚:そうです。役員の分だけ社保を払ってるっていう感じです。

山田:そういう会社も今後増えてくるでしょうね、社会保険がどんどん上がっていくと考えると。

福田:お金を消費する、投資する、貯蓄する……、様々な選択肢があると思うんですけど、皆さんにお金との向き合い方をどうアドバイスされたいですか。

山田:すごくシンプルに、入ってきたお金よりも出ていくお金の方が多かったらすぐ破綻するよっていう。入ってくるお金よりも出ていくお金のほうが少なかったらいいよね、っていうシンプルな原理を守ってくだけでも全然いいと思います。

福田:最後になりますが、お知らせはありますか?

山田: YouTube「オタク会計士ch【山田真哉】少しだけお金で得する」というチャンネルをやってます。よかったら、「オタク会計士」で検索してみてください。

番組情報

スルミ presents トップジャム

毎週木曜日21:00-21:30

番組HP

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