JA茨城旭村でアールスメロンの出荷始まる

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2日、茨城県鉾田市のJA茨城旭村で、高級品種「アールスメロン」の出荷が始まった。

アールスメロンは、1本の苗から育てる実は一つだけ

アールスメロンは、1本の苗から育てる実は一つだけ

アールスメロンは、きれいな網目模様と青肉で芳醇な香り、そして上品な甘さが特長。生産農家の佐伯裕介さんは「5月の天候不順と梅雨入りしても雨が降らない状態、それにこの暑さで栽培には苦労した」と言い、「この7月から9月の暑さがどうなるか心配はあるが、今年も美味しく出来たので多くの方に味わって頂きたい」と述べた。

JA茨城旭村アールスメロン部会 副部会長の佐伯裕介さん

JA茨城旭村アールスメロン部会 副部会長の佐伯裕介さん

1本の苗から育てる実は一つだけで、日焼けを防ぐために紙で包むなど手間をかけて育てられる。JAの選果場に運び込まれたアールスメロンは、係員が目視で大きさや形、傷の有無などを確認。糖度や熟度を測定する光センサーを通してQRコードのシールが貼られ、次々と箱詰めに。初日は1ケース2玉入りで約1,000ケースが首都圏や関西などの市場や直売所であるサングリーン旭に送られた。

次々と箱詰めされていく

次々と箱詰めされていく

 JA茨城旭村アールスメロン部会 鬼澤忠博 部会長

JA茨城旭村アールスメロン部会 鬼澤忠博 部会長

JA茨城旭村アールスメロン部会長の鬼澤忠博さんは「今年は5月の天候が雨と温度が低いなどで苦労したが皆努力してきた。出始めとしては小ぶりだが味としては良いものが出来ている」と述べ、美味しい食べ方として「収穫してから1週間くらい置いといてもらって、食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やして食べるのが美味しい」と話した。

網目など改めて目視で確認する

網目など改めて目視で確認する

糖度や熟度を測定する光センサーへ

糖度や熟度を測定する光センサーへ

お中元やお盆の贈答用として人気の高いアールスメロンは8月上旬に出荷のピークを迎え、10月まで続く見込み。

 

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