FM93AM1242 ニッポン放送「上柳昌彦あさぼらけ」では今週1週間にわたりTHE ALFEEの坂崎幸之助さんをゲストにお迎えしています!
今日4/20(木)は4日目、続いて後半。
毎日芸者相手に踊って歌ってみせたじいちゃん
上柳)おじいさんが凄い方だとか。
坂崎)じいちゃんは54で死んだのですけど、僕が1歳の誕生日で。
上柳)じゃあ、知らないわけですね、ほとんど。
坂崎)ほとんど僕は知らないですね。兄貴は「パチンコ屋に連れて行ってもらった」とか覚えていましたけど。それで、「じいちゃんにお前は似てるね」と言われて育てられて来たので、どんなじいちゃんかいろいろな人に聞いて、一番、重盛さんが覚えていたらしくて、中学の時に亡くなったらしいですが。
上柳)重盛さんは千葉大の造園学科で、エッセイも書いて、フルートを学生時代に突如始めた方です。
坂崎)親父の一番下の弟ですね。それで聴いてみたら、酒屋を始めたのはじいちゃんからで。小松川から今の場所へ移って。それでじいちゃんは、夕方4時くらいになるとそわそわし始めて、5時くらいになると店の金を持って向島へ行っていたらしいです。
上柳)芸者さんですよね。向島と言えば。
坂崎)小さくて品の良い、そんなに口数の多くないおじいちゃんだったらしいですけれど、40~50代のころでしょうね。向島の某料亭に行って、芸者さんたちを上げて、芸者遊びをするのではなく、芸者さんの前で踊って歌うんですって。
上柳)見せるの(笑) 普通は芸者さんが踊ったりするのを見て「いよっ!(拍手)」ですよね。自分が(笑) 何だか落語に出てきそうな人ですね。
田舎のじいちゃんは手先が器用で手作りの竿で毎朝釣りに
坂崎)そうなんですよ。だから、本当に粋なじいちゃんで。あっという間に死んじゃいましたけど。田舎のじいちゃん。おふくろのじいちゃんのほうはというと。
上柳)お母さんの方。
坂崎)57で死んだんです。両方50代で亡くなっています。田舎のじいちゃんは釣り竿から、田舎の納屋から、全部手作りをする器用なじいちゃんで。本当は畑や田んぼの仕事をやらなければいけないのに、全部ばあちゃんに任せていて。自分はそういうことばかりやっていたんですって。釣り竿作って毎朝釣りに行って、一杯ひっかけて帰ってきて、起きたら家の何かを作るとか。
坂崎の家系のすべてが繋がって坂崎幸之助ができた
上柳)いやあ、ウマいことブレンドしましたね。これがいま、ホントに全部生きてますからね。
坂崎)生きてよかったですよね。
上柳)生きてなかったら、これ、ただの道楽おやじですよ(笑)店の金は使うし。まあギターはうまいし歌もうまいし、カメラをやるのも良いけどさ、働かないんだよね(笑) 「あの叔父さん、どうやって生きてるんだ?」みたいになりかねなかったですからね。
坂崎)ホント、そうなんですよ。だから「じいちゃんの両方を貰ったんだな」と思って。でも、叔父さんたちがこれだけいろいろな物が好きだということは、そういう家系……僕は一番下なんでね。叔父さん、叔母さんが7人いて、兄貴が居て、僕。全部繋がっている。末っ子の重盛叔父さんと兄貴が8つしか違わない。なので、11人くらいの家族だったんですよ。酒屋やりながら。3歳くらいから、お客さんと接しながらコップ酒を注いだりして。「ボウズ、おまえ頭いいな!」、「はい、おじさん、70円ね」みたいに、お釣りを上げたりしていたらしいですけど。
上柳)お店で角打ちみたいな感じで呑める、ということで。そこで人と接するすべも知り、「お愛想言うと人は喜ぶんだな」とか(笑)
坂崎)褒められるじゃないですか。子どもがいろいろできると。「ボウズは偉いな」とか。褒められて伸びるタイプなので。
上柳)すくすくとね。
坂崎)何となく読めたんじゃないですか? 坂崎家のこと
上柳)これ誰かドラマにしてくれないかな。朝の連ドラできそうですよね。「“坂崎家”始まったね」みたいな。主題歌がTHE ALFEEで(笑)
番組情報
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