高嶋)きのう行われた東京都議会議員選挙、都民ファースト圧勝。自民惨敗。新聞の活字の「惨敗の惨」。みじめという漢字。チクチクと、刺さってくるわけです。
そしてこの時間は、都民ファースト会と、自民の方、おふたりに、ご出演して頂こうと思ったんですけど、都民ファーストの会は、朝は勘弁してくれと。マスコミには出ません。
自民党の方も、下村会長はね~ちょっと嫌でしょう。気持ちはわかります。
そこで自民党都議連会長代行の菅原一秀さん、唯一、勇気をもって出てくださる。
そしてスタジオには引き続き、ジャーナリストの須田慎一郎さん、ニッポン放送報道部、畑中秀哉デスクです。
畑中)菅原さん、おはようございます。
菅原)おはようございます。
畑中)改めて、敗因をお聞かせください。
菅原)言われていますように候補者が地道にやってきたのにも関わらず、国政における諸問題が追撃したということだと思います。
高嶋)今、自民党内は安倍総理一強でね。家計学園の問題でしっかり説明しないと、相当なしっぺ返しが来るぞ!という危機感は、自民党内にいて感じましたか?それとも底が抜けるような、驚天動地のびっくりなんでしょうか?
菅原)ここ30年、40年のうちに2度政権を失ったこともあります。そのたびに、原点に戻って再スタートしようと努力をしてきたわけです。一強と、報道では言われていますが、実際、自民党内では自由に意見を呈しています。総理の支持率が高くても、ここは違うぞという環境はございます。
高嶋)でも、その声っていうのは、まったく聞こえてこなかったように感じますが。
菅原)党内ですとか、役員会では非常に侃々諤々、色々な議論をしてきたという事実はございます。
須田)須田慎一郎です。今回の都議選挙、争点がなんだったのか?ほとんど議論されずに、安倍さんに対する信任投票だったようにも感じたんですけど、いかがですか?」
菅原)本来ですと、豊洲と築地のふたつの市場問題ですとか。東京オリンピック・パラリンピックの準備の問題ですとか。また東京は47都道府県で一番高齢化が進んでいます。このような都政における課題が、ほとんど争点にならずに、ややもすると政府に対する批判に、私たちも答えてきた。つまり、都政の問題が議論されずに最後まできてしったのかなと。そしてまた次々に閣僚の失言ですとか。2回生議員の言動とか。連日メディア、特にテレビのワイドショーなんかで報道されるとやっぱりけしからん!と。都議会議員は地道に地域で頑張って。コツコツやってきたにもかかわらず。まあ言ってみれば、家を造って、さあ住もうかと言ったら上から爆撃が来るような。そんな選挙戦でした。
高嶋)テレビのワイドショーは前回の都議選挙と比べて4倍の放送量だったようですね。時間がないのでズバリお伺いしますが、自民党内のこれからの動き、どうなると予想されていますか?
菅原)都議会の結果と言えども、国政に直結すると認識しています。この負けを厳粛に受け止めて、まさに再スタートをする!そうしないと、本当に国民にソッポを向かれてしまう。いわゆる原点回帰だと思います.
畑中)都連では下村会長をはじめ5役が辞任。次の都連会長は、どなたになりますか?
菅原)そこは人材もいますので。あ!都連が変わったなと。実際はそんなことはないのに(誤解されて)しまう体質、表からみてもクリーンな、そして活発な議論ができるように、立て直しをしていきたいと思います。
畑中)丸川珠代さんあたりですか?
菅原)そうですね。(丸川さんは)本当に素晴らしいと思います.
高嶋)ありがとうございました。
7月3日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より