あの有名な「たわし」の由来は縁起を担いだ?【本仮屋ユイカ 笑顔のココロエ】

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こんにちは本仮屋ユイカです。
毎日を楽しく過ごすための秘訣やヒントをお伝えしていく笑顔のココロエ。
本日は注目ワードや雑学を紹介するココロエ版「は・ひ・ふ・へ・ほ」です。

たわし

亀の子たわし (亀の子束子西尾商店公式サイトより)

日用品といえば様々な種類やデザインがありますが、その多くはスタンダード…基準となるものが存在しています。
ということで、今日はたわしのスタンダード。「亀の子たわし」の雑学をお届けします。

亀の子たわしとはシュロやパームヤシなどの繊維を2本の針金でよじり合わせ、両端を繋ぎ、楕円形にしたものですが、生みの親は明治40年創業「株式会社亀の子束子西尾商店」の初代社長・西尾正左衛門さん。

きっかけとなったのは、母親が編んでいたシュロを針金で巻いて作ったという靴拭きマット。ただし、何度も使うと毛先が潰れることからヒットすることは無かったそうですが、ある日奥さんが障子の桟を掃除するのにマットに使われるシュロの棒を曲げて掃除をしているのを見て「こういう使い方なら毛先は簡単に潰れない、これだ!」と閃き誕生。

また使うのは女性が多いことから、女性が使いやすい形・大きさ・重さで試行錯誤を続けたといい、その際参考にしたのは奥さんの手だったそうです。

名前は子供と一緒に見た、泳いでいる亀の姿から、形が似ていること、水に縁があること、何より亀は長寿で縁起が良いことから「亀の子たわし」と命名されたとのことです。

<ユイカの感想>

まず今日の感想を「は・ひ・ふ・へ・ほ」で言うと「へえ~」。

あれは「シュロ」という植物の繊維だったのですね。「何だろう?」と思っていました。
我が家にはたわしありますよ。何か最近、たわしってオシャレじゃないですか?オシャレな雑貨屋さんに行ったときにオシャレな物の隣に置いてあったのですよ。

「あ、可愛いたわし」と思って買ったは良いものの、何だかもったいないと思って……いや、使わない方がもったいないって分かっていますが、何かもったいなくて、なぜかごぼうを洗う専用のたわしにしていたのです(笑)。

でもある日、私が鉄鍋を焦がした日に試しにたわしで擦ってみたら取れたんです、おコゲが!「たわしってすごーい!」と思って。「最初からそういう使い方だよ」って皆に言われたのですけれど、優秀ですね。

しかもこの正左衛門さんは少年時代から「お母さんに楽をさせてあげたい。大きくなったら売れる物を発明してお金持ちになってやる!」って強く思っていたのですって。少年時代の夢が本当に叶ったのですね。

それで我が家にあるたわしは鉄板を洗う用のたわしだったのですが、その後野菜を洗う用のたわしも買ったのです。それも優秀です。

今たわしって、コップを洗う用とか、小さいたわしから大きなたわしまでいろいろありますよね。たわし、良いなってちょっと思っています。

ちなみに「株式会社亀の子束子西尾商店」、創業は1907年で今年110周年になるそうです!
すごーい、おめでとうございます!本当にロングセラーですね。

(7月25日放送分)

『太田胃散プレゼンツ 本仮屋ユイカ 笑顔のココロエ』
(月)~(金) ニッポン放送15:36~ ABCラジオ14:54~

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