ハンバーガーチェーン マクドナルドの“内情”を暴く!?『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第247回】

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さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は7月29日から公開の『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を掘り起こします。

世界最強のハンバーガー帝国を作り上げた男、レイ・クロックの知られざる実話を映画化


誰もが足を運んだことがあるハンバーガーショップ、マクドナルド。
学生時代は放課後の友だちとの語らいの場であり、社会人になってからも電源を求めて来店したついでにおやつにポテトをつまんだり…。
はい、私も何かとお世話になってます。

『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』は、創業者であるレイ・クロックがいかにしてマクドナルドを世界的なハンバーガーチェーンにしたか、という実話を映画化したもの。
でも、ちょっと待って。
「マクドナルド」というお店なんだから、創業者はマクドナルドさん…じゃないの???


1954年、アメリカ。
52歳のレイ・クロックはシャイクミキサーのセールスマンとして、アメリカ中西部を飛び回る日々を送っていた。

そこへあるドライブインレストランから8台もの注文が入った。
注文先はマックとディックのマクドナルド兄弟が経営するカリフォルニア州にあるバーガーショップ、マクドナルド。
合理的な流れ作業の“スピード・サービス・システム”やコスト削減、高品質という革新的なコンセプトを掲げるこの店に勝機を見出したレイは兄弟を説得し、「マクドナルド」のフランチャイズ化の契約を交わす。

壮大なフランチャイズ・ビジネスは成功を収めるが、利益を追求するレイと兄弟の関係は急速に悪化。
やがてレイは、自分だけのハンバーガー帝国を作るために、兄弟と全面対決することに…。


手段を選ばず、資本主義経済や競争社会の中でのし上がっていく。
型破りな起業家レイ・クロックを演じるのは、マイケル・キートン。
ギラギラとした野心を持つアクの強い男を怪演しています。

その他のキャストも実力派が集結し、マクドナルド兄弟役にはニック・オファーマンとジョン・キャロル・リンチ、レイの妻エセル役にローラ・ダーン、さらにリンダ・カーデリーニやパトリック・ウィルソンらが脇を固めます。

監督は、『ウォルト・ディズニーの約束』のジョン・リー・ハンコック。
マクドナルド兄弟の子孫や家族からの信頼を得て、兄弟とレイの書簡や記録写真ほか多くの資料をもとに、ハンバーガー帝国の知られざる真実に迫りました。


日本を代表するカリスマ経営者たちもリスペクトするカリスマ中のカリスマ、レイ・クロック。
驚異的なバイタリティの持ち主で、成功のためなら“あこぎ”な手口も厭わない。
そんな彼の姿を、あなたはビジネス界の神と見るか、冷酷な怪物と見るか。

それにしても、最近ではアメリカでも日本でも、自分好みの味にカスタマイズオーダーが出来るグルメバーガーが人気の主流になりつつあるようです。
時代はレイ・クロックが目を付けた利益優先のビジネスプランとは逆方向に進んでいるというのも、なんとも面白いものですね。


ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
2017年7月29日から角川シネマ有楽町、角川シネマ新宿、渋谷シネパレスほか全国ロードショー
監督:ジョン・リー・ハンコック
出演:マイケル・キートン、ニック・オファーマン、ジョン・キャロル・リンチ、ローラ・ダーン、パトリック・ウィルソン、B・J・ノヴァク、リンダ・カーデリーニ ほか
©Speedee Distribution, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト http://thefounder.jp/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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