リドリー・スコットが描く全世界待望の最新作『エイリアン:コヴェナント』

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第272回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、9月15日から公開となる『エイリアン:コヴェナント』を掘り起こします。


“宇宙の楽園”に隠された恐るべき真実とは…。

リドリー・スコットが描く全世界待望の最新作『エイリアン:コヴェナント』
広大な宇宙を舞台に、映画史上に金字塔として打ち立てられた『エイリアン』が公開されたのは1979年のこと。それから現在まで、数々のSF映画の名作が生み出されたことを思うと、この『エイリアン』という作品の偉大さを感じずにはいられません。

『エイリアン:コヴェナント』は、その『エイリアン』の前日談で、2012年に公開された『プロメテウス』の続編という位置づけとなる作品。巨匠リドリー・スコット監督がエイリアン誕生の真実を解き明かします。

リドリー・スコットが描く全世界待望の最新作『エイリアン:コヴェナント』
人類初の大規模な宇宙への移住計画のため、滅びゆく地球を旅立った宇宙船コヴェナント号。コールドスリープ中の2,000人の入植者を乗せ、移住先の惑星を目指す途中、クルーは生存可能な未知の惑星を発見。

人類の新たな希望の地のように思えたが、そこには想像を絶する脅威が存在していた。その恐怖を目の当たりにした乗組員たちは、命からがら惑星からの脱出を試みるが…。

リドリー・スコットが描く全世界待望の最新作『エイリアン:コヴェナント』
人類移住計画を託され、地球と極めて近い自然環境の未知の惑星に降り立った、宇宙船コヴェナント号のクルーたちの壮絶な運命が描かれる本作。

新たな主人公となる女性ダニエルズを演じるのは『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で注目されたキャサリン・ウォーターストン。アンドロイドのデヴィッドは『プロメテウス』でも同じ役を演じたマイケル・ファスベンダーが続投。

そして何よりも嬉しいのは、シリーズ生みの親であるリドリー・スコットが『エイリアン』という冠がつく作品に帰ってきたことではないでしょうか。ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・フィンチャーと名だたる監督たちが描いてきた世界観を踏襲し、これまで誰も触れなかった“エイリアンの起源”に自ら踏み込む。

第1作が世界中を震撼させたように、再び訪れた新たな伝説の始まりを予感せずにはいられません。

リドリー・スコットが描く全世界待望の最新作『エイリアン:コヴェナント』
『エイリアン』初心者にとっても長年のファンにとっても、斬新さが光る一作。やはりリドリー・スコット監督が描くエイリアンの妖しげな美しさは格別です。シリーズ最大のミステリーと恐怖を、全身で受け止めて。

リドリー・スコットが描く全世界待望の最新作『エイリアン:コヴェナント』
エイリアン:コヴェナント
2017年9月15日から全国ロードショー
監督:リドリー・スコット
出演:マイケル・ファスベンダー、キャサリン・ウォーターストン ほか
©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/alien/

連載情報

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シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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