猿と人類、最終局面!『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第288回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、10月13日から公開の『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』を掘り起こします。


いつ地球は『猿の惑星』になったのか? 名作SF映画最大の謎に迫る…。


高度な知能を持つ猿と人類との全面戦争が勃発してから2年。シーザーが率いる猿の群れは森の奥深くに身を潜めていたが、ある夜、人間たちの奇襲を受け、シーザーの妻と長男が命を落としてしまう。

敵の軍隊を統率する大佐への復讐を誓ったシーザーは、仲間たちを新たな隠れ場所に移動させ、片腕的存在のロケットら3匹の仲間を連れて旅に出る。

途中、口のきけない人間の少女ノバや動物園出身のチンパンジー、バッド・エイプも加わり、一行は大佐のアジトである巨大な要塞にたどり着くが…。


名作SF映画『猿の惑星』をリブートした『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』『猿の惑星:新世紀(ライジング)』に続く第3弾。

ウィルスによる突然変異によって高い知能を得た猿たちの反乱、人類が築き上げた文明の崩壊、そして猿と人類の戦争と衝撃的なエピソードが語られるこのリブートシリーズもついに最終章。すべてをかけた“聖なる戦い”を圧倒的なスケールで描きます。


前2作に続いてシーザーを演じるのは、アンディ・サーキス。猿の本能と人間の心を併せ持つシーザーを、これまで以上に貫禄たっぷりに演じています。
一方、シーザーの前に立ちはだかる宿敵、大佐を演じるのはウディ・ハレルソン。

猿と人間、互いが互いの宿命と大義を背負って繰り広げるバトルは、壮絶かつスペクタクル。そんな今作を語るうえで欠かせないのが、VFXの進化でしょう。

劇中に登場する猿たちは、モーションキャプチャースーツを着た俳優たちの動きや表情を撮影したうえに、CGで作成した猿を重ねたもの。実際の猿の3Dスキャンから骨格や筋肉の動きを研究し、毛髪の構造まで緻密に再現されているのです。大きなスクリーンに映し出される猿たち、表情から細かなうぶ毛まで必見ですよ。


『猿の惑星』シリーズは現代社会へのアンチテーゼが盛り込まれ、風刺作品としても見応えのあるシリーズ。今作では、主人公であるシーザーの悲しみ、怒り、迷いを浮き彫りにすると同時に、人間は何故、こんなにも“戦争”に執着するのか…という大テーマにも触れています。

3部作ではありますが、本作だけ観ても充分楽しめるという点でもオススメです。


猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)
2017年10月13日から全国ロードショー
監督:マット・リーヴス
出演:アンディ・サーキス、ウディ・ハレルソン、アミア・ミラー ほか
©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/saruwaku-g/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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