人見知りのメカニズム その悲しい目的とは?

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人見知りのメカニズム その悲しい目的とは?

赤ちゃんの人見知りは、生後半年ぐらいから表れて、1年程で消えると言われていますが、実際には何年も消えないケースも少なくありません。

子供の『人見知り』は『恐怖心』や『警戒心』が主な原因です。『恐怖心』や『警戒心』は自分の身を守るために必要で、大人になってからも必要です。ところが『恐怖心』や『警戒心』が思春期以降も強過ぎると、いわゆる『大人の人見知り』になってしまうそうです。

大人の人見知りの場合、過去の経験が大きな原因とされています。それまでは人見知りせずに、誰に対しても普通に接することが出来たのに、自分の言動に対してイヤなことを言われたり、傷つけられた経験があると、それがトラウマになってしまいます。“またイヤな思いをさせられるのでは・・・”“傷つけられるのでは・・・”そういった深層心理が働いて、その結果防衛本能によって、感情を表に出さずに心を閉じてしまうそうです。こうしたトラウマが、大人になってからの人見知りの原因の1つと考えられるそうです。

他にも一度の失敗の経験を引きずって、自分に自信が持てないとか相手からの評価が気になってしまう・・・ということも人見知りの原因として考えられるそうです。

『目的論』という考え方があって、内容は『人の行動には必ず何か目的がある』というものです。この考えを人見知りにあてはめると、『“嫌われたくない”“傷つきたくない”という目的があって、“人見知りでいる”という手段を選んだ』ということになるそうです。

何でもイイので、何か1つ成功することで自信を持てれば良いのですが、なかなか難しいです。

(2017/12/12放送分より)

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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