買い物の心理① “手に入りにくいものほど貴重なもの”希少性の原理
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希少性の原理とは
以前、『心理学』についてお話した時、『お一人様1つ限り』や『1日10食限定』、『本日限り』といった言葉を目や耳にされて“これはすぐに買わないと!”と、実際に買ってしまう心理についてご紹介しました。
これを心理学で『希少性(きしょうせい)の原理』と言います。
『希少性の原理』とは“手に入りにくいものほど、貴重なものだと考える”“数や期間が限定されていると、それが欲しくなる”というものです。
このチャンスを逃すと手に入らない!?
具体的には“いつでも、どこでも手に入るようなモノ”に対しては、価値が低い! 逆に“数が少ないモノ”に対しては、価値が高い! と判断することです。
そのため数が少なかったり、このチャンスを逃してしまうともう手に入らない・・・と思った瞬間、そのモノに対しての価値が、急激に上がってしまいます。
同じような意味の『スノップ効果』
『行動心理学』に『スノップ効果』という言葉があります。
これも『希少性の原理』と同じような意味を持っていて、“人が持っていないモノにこそ、価値を感じる”というものです。
人には“簡単に手に入るモノ”よりも“手に入れるのが難しいモノ”を欲しがる・・・という性質があります。
そのため『何個限り』『残りあと何個』『〇〇までの限定品』といった言葉に、つい惹かれてしまって、買ってしまうそうです。
(「スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい」2018/2/26放送分より)