冷蔵庫の温度の違いと適材適所 『野菜室』『パーシャル室』『チルド室』

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冷蔵庫の温度は、それぞれ場所によって違うように設定されています。例えば『冷蔵室』の場合、メーカーによって多少の違いはありますが、3℃から5℃に設定されています。『冷凍室』の場合、約マイナス18℃です。

その他、冷蔵庫によって『野菜室』、『パーシャル室』、『チルド室』があります。『野菜室』の場合は約6℃。これは『冷蔵室』よりも高い温度に設定されています。

食品の場合、温度が低くなるほど鮮度が落ちにくくなりますが、その反面、完全に冷凍してしまうと、調理の時に解凍が必要です。さらに解凍した時、品質が落ちる可能性があるため、そこで誕生したのが、『パーシャル室』や『チルド室』です。

どちらもそれぞれ“冷蔵室よりも温度は低くて、冷凍室よりも高い”という点で共通しています。

『パーシャル室』の『パーシャル』とは『パーシャルフリージング』の略語です。『JIS(日本工業規格)』では“約マイナス3℃”と決められています。“半分・または微妙に凍った状態”まで冷やして、保存が出来ます。『パーシャル室』は、肉類や魚介類の保存に適しています

『チルド室』は“約0℃”に定められています。“凍る寸前の状態”まで冷やして保存が出来ます。『チルド室』の場合、味噌や納豆、ちくわ、はんぺんなどの練り物、乳製品、豆腐、生麺などの保存に適しています

(2018/3/14放送分より)

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