現代農業ってどんな雑誌?

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4月9日放送 ゲスト:「現代農業」編集長 石川啓道 第1回

月刊「現代農業」は、農業や農村の今を伝える総合実用誌。発行部数約20万部。雑誌の内容について、編集長石川啓道に聞く。


「現代農業」には二つの特徴

黒木) おはようございます。黒木瞳です。毎日、さまざまなジャンルのプロフェッショナルにお話を伺っていく「あさナビ」。今週のゲストは、農業の専門雑誌、「現代農業」 編集長の、石川啓道(いしかわ・ひろみち)さんです。よろしくお願いします。

石川) よろしくお願いします。

黒木) 石川さんが編集長をされているのは去年からですね。どういう雑誌でしょうか。

石川) コンセプトは、「農家がつくる雑誌」。特徴は大きく二つあります。分厚い雑誌で350ページ強ありますが、その半分を農家が原稿を書いています。

黒木) 作家さんではなく、農業をやっている方が書いているんですね。

石川) 夜な夜な、農作業終わってから書いてもらっています。

黒木) 雑誌の半分を農家の方が書いているのは、凄い特徴ですね。

石川) もう一つの特徴は、我々の一般社団法人農山漁村文化協会(農文協)という出版社の80名が、全国の農村をバイクや車でまわって農家と話しをしています。得た情報を毎日業務日報で報告されて、常にリアルな情報が入っています。例えば、「福岡の〇〇さんに会って、こういう虫で困っている」ということが、80名分の日報が報告されます。それを元に企画を立てて、雑誌を作っています。普通の出版社とは違いますね。

黒木) 1960年に「現代農業」というタイトルになりましたけど、その前は1922年創刊ですね。農業をやっていない人にも読める内容ですか?

石川) 最近は、定年でこれから畑いじりしようかという方が多いので、そういう方が熱心に読んでいます。基本的には、農家が読む雑誌です。

黒木) 今、農業ガールが増えていると聞きますけど、若い女性の方で農業に興味を持っている方もいますものね。

長期連載が続く理由とは?

石川) よく言われるのは、何十年も続けていてネタが切れないですか?ということです。一つの例として、ご長寿連載があります。「漬物お国巡り」という、農家が作った漬物を紹介する連載があって、今は369回、つまり30年続いています。

黒木) いろんな方々が、漬物を作る様子を連載しているんですね。

石川) 農家はこういう記事を読んだ後に真似て作ってみますが、自分なりに工夫して作ります。

黒木) 自分の家の漬物にするんですね。つまり、人がいる分、漬物の種類があるということですね。

石川) そういう風にオリジナルになっていくということで、ネタが尽きないのです。

黒木) そこに30年連載が続いている秘密が隠されているんですね。

石川啓道/「現代農業」編集長
1976年東京生まれ。四国学院大卒。
1998年、一般社団法人農山漁村文化協会(農文協)に入会。
地域普及部を経て2003年、文化部に所属。
2005年に「現代農業」編集部へ移動し、2017年4月に編集長に就任。

(2018年4月9日放送分より)

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