路面電車とバス、どっちがいい? それぞれの違いとメリットと必要性
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路面電車とバスのメリット・デメリットとは?
路面電車とバスはシルエットも速度も似ているけど、違いは?
道路上の線路を走る路面電車。
一部の地域では馴染み深く、他ではあまり馴染みのない乗り物です。
一方バスは全国に普及していて、電車と同じく、たいていの方は一度は乗ったことがあるのではないでしょうか。
このふたつ、シルエットが似ていますよね。路面電車の中にはバスとほぼ同じ大きさのものもあります。速度も「電車」と名前にあってもそこまで速くはなくてバスのよう……ともすると、どちらかでいいんじゃない? なんて思ってしまった方もいるかもしれません。
路面電車とバスの主なメリット・デメリット
路面電車とバスの特徴をおさらいしてみましょう。
バスのメリット:線路を走行するわけではなく、道路の上を柔軟に走れる
路面電車は線路の上を走るのでもちろんコースは決まっています。
それに比べ、バスは道路の上を自由に走行できます。柔軟性においてはバスに軍配が上がります。
路面電車のメリット:渋滞がないので時刻通りに到着する
しかし、路面電車は渋滞も道の間違えもないので時刻通りに来るというメリットがあります。
バスは時々遅れて困ってしまうことがありますよね。
路面電車とバスのコスト面に関するメリット・デメリット
コストの面はどうでしょう。
路面電車のデメリット:線路を維持するためにバスより手間やコストがかかる
線路を保つには道路よりも高い技術が必要、手間やコストは路面電車のほうがかかります。
路面電車のメリット:バスよりも設備が長持ちする
けれど、設備はバスよりもかなり長持ちします。長期的に考えると甲乙つけがたい印象ですね。
路面電車には、渋滞を緩和する効果もある
時代で見れば、さまざまな路面電車は廃線に追い込まれたので、バスのほうが利点がありそうに思えます。
しかし、バスは渋滞に巻き込まれますが、路面電車はむしろ渋滞を緩和するという効果があります。路面電車が廃止になってしまうと、その利用者はバスだけではなくマイカーにも流れてしまいます。
すると、道路はより混雑して渋滞はひどくなってしまうのです。回り回ってバスの遅延につながってしまいます。
路面電車にもバスにもメリット・デメリットがあるが、どちらも生活を支えてくれている
長所と短所が相反する路面電車とバス。住みやすい街にするためには、どちらかを選ぶのではなく、そのどちらも必要ということでしょう。
今ではもう珍しい交通機関になってしまった路面電車ですが、旅先で見かけるとその情緒ある趣にうっとりします。
バスはそうした魅力が少ないかもしれませんが、夜行バスや高速バスなど多様化と発展を繰り返し、ますます便利になりつつあります。どちらも一生懸命、私たちの生活を支えてくれています。
2018年6月、高速バス「千葉~さいたま大宮線」がますます便利に
里山トロッコ列車でおなじみの小湊鉄道が運行する千葉と埼玉を結ぶ高速バス「千葉~さいたま大宮線」が「ちばたまライナー」という愛称も新たに、ますます便利になりました。
これまで、蘇我駅・千葉駅とさいたま新都心駅・大宮駅を片道およそ2時間で結んでいましたが、6月2日の外環道「高谷ジャンクション」・「三郷南インターチェンジ」間の開通に伴い、所要時間が最短で1時間30分に短縮。鉄道より短い時間での運行が実現しました。
便数も1日6往復に増便。さらに、全便が「さいたま新都心駅」経由になり、さいたまスーパーアリーナでのコンサート・ライブ・イベント終了時でもご利用いただけます。
ご予約は不要、運賃もこれまでと変わりません。ICカードで乗車できますのでお気軽に利用してみてください。
詳しくは小湊鉄道塩田営業所・電話043-261-5131までお問い合わせ下さい。
小湊鉄道ホームページ
http://www.kominato-bus.com/index.html
【ハロー千葉】