12月のお台場で、大輪の花が咲いています

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ニッポン放送「しゃベル編集部」では、エンタテインメント、グルメ、スポーツなど取材した情報を紹介している。今回は、「お台場レインボー花火」をはじめとした、12月のお台場イベント情報を紹介する。

12月のお台場で、大輪の花が咲いています

12月1日に始まったお台場レインボー花火

今月(12月)中の毎週土曜日、お台場では、大砲の音のような轟音が鳴り響いているのをご存知ですか?

お台場といえば、いまや大きなアミューズメントスポットになっていて、日本国内だけでなく海外からも多くの観光客を集めています。

しかし、その成り立ちは、江戸幕府がペリー来航に備えて作った大砲を置く場所「砲台」でした。正式な名前は『品川台場(品川砲台)』と呼ばれ、品川沖に11~12基の台場を、一定の間隔で作る計画でした。
と言う事は当時のお台場は、いまのような陸続きではなく、海の中だったのですね。

12月のお台場で、大輪の花が咲いています

自由の女神像の後ろに見えるのが、台場公園(第三台場跡)

急ピッチで進められた工事は、およそ8カ月で砲台の一部が完成、これが『品川台場』と呼ばれました。この『品川台場』が完成していた為、ペリー艦隊は品川沖まで来たものの引き返し、横浜に上陸したそうです。ちなみに最終的には8つの台場が建設されました。

この後、明治時代に入ると、海上の7つの台場は陸軍省の所管となり、その後、徐々に払い下げられ、埋め立てられ、埋没して消滅していきます。そして昭和に入ると、東京港の海底を掘削したときの残土を使って埋め立てが進められ、13号埋立地、現在のお台場が完成します。

ちなみに、江戸時代に作られた台場で現存するものは2つ。レインボーブリッジのお台場側の近くにある、いまは台場公園に整備された第三台場と、レインボーブリッジを通過しているときに見える第六台場の2つです。ちなみに、第六台場は東京都管理の無人島で、上陸には許可が必要です。

12月のお台場で、大輪の花が咲いています

いまのお台場を代表するレインボーブリッジ、自由の女神像

さて、話は戻って、今月12月の毎週土曜日に鳴っている大きな音と言うのは、「花火」を打ち上げる『ドォ~ン』という打ち上げ音です。

12月のお台場で、大輪の花が咲いています
今年は、12月1日、8日、15日、22日、29日の毎週土曜日、夜7時から10分間、お台場にある「自由の女神」の沖から打ち上げられます。

12月のお台場で、大輪の花が咲いています

お台場レインボー花火2018
開催日:12月1日(土)8日(土)15日(土)22日(土)29日(土)
開催時間:19:00~ 10分間
観覧無料

12月のお台場で、大輪の花が咲いています
そして、花火以外にも、東京湾の夜景とレインボーブリッジを背景にした輝くイルミネーション『YAKEI(ヤケイ)』も開催中です。

お台場イルミネーション『YAKEI(ヤケイ)』

・台場メモリアルツリー
高さ約20mの「お台場メモリアルツリー」と、それを中心に、全長200mに広がる樹木に、約22万球のライトをつけたイルミネーション

・ILLUSION DOME(イリュージョン・ドーム)
トンネルを使い、360度の映像を投影できるアジア初のプロジェクションシステムを使い、トンネルに人が入ってく来ると、その動きを感知してトンネルの壁面から床面までの映像を投影。さらに色を変えたり、人の動きをアニメーション化して映像に反映するなど、参加して楽しめるイルミネーション

・ハート型オブジェ
「台場メモリアルツリー」と「都心の夜景」、「レインボーブリッジ」をワンカットで撮影できる記念撮影スポット。恋人と、家族と、お台場に来た記念に

12月のお台場で、大輪の花が咲いています
今年のお台場レインボー花火もあと4回。夏の花火とは違う、冬の花火を見に行ってはいかがでしょうか。

(Write&Photoよこいみちひと)

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