「万葉仮名」とは“当て字”のようなもの

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ニッポン放送のラジオ番組『鈴木杏樹のいってらっしゃい』では、「万葉仮名」とはどのようなものかについて紹介しました。

「万葉仮名」とはどのようなもの?

『万葉仮名』とは、簡単に言いますと“当て字”のことです。

日本語には『漢字』、『ひらがな』、『カタカナ』があります。
漢字は、いまから約2300年前、紀元前3世紀頃に現在の中国から伝えられたと言われています。

漢字が伝わって来るまで、日本には文字というものが存在していなかったそうです。そのため、言葉を文字で表すことができませんでした。そこで中国から伝わった漢字を使って、新しく“日本語”という文字を作って、言葉を文字で表そうとしました。
そのとき考えられたのが、“漢字を使って日本語の音を表す”というやり方です。

例えば『春』という言葉を文字で表すのに、『は』という音に合う漢字として『波』、そして『る』という音に合う漢字として『流』。この2つを組み合わせて、『波流(はる)』と読む文字を作りました。

でも、この『波流』という文字ですと、本来の季節を表す『春』の意味とはまったく関係ありませんよネ。
このように“漢字そのものには意味がなくて、音だけを表すために使われる漢字”のことを『万葉仮名(まんようがな)』と言います。『万葉集』によく登場していたので、そこから『万葉仮名』と呼ばれるようになった…とも言われています。

(「スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい」 より)

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