わさびの歴史~最初は薬草として使われていた

By -  公開:  更新:

わさびの歴史~最初は薬草として使われていた

わさびとは

わさびは日本固有の植物です。
わさびの葉は『葵(あおい)』という植物の葉に似ているため、漢字では“山”に“葵”と書いて『山葵(わさび)』と読みます。

飛鳥時代は『薬草』

わさびの歴史はとても古くて、6世紀~7世紀の飛鳥時代には薬草として認識されていたそうです。
当時の遺跡からも、字は違いますが『わさび』と書かれた木札が発見され、さらに奈良時代の書物にも『わさび』の名前が出ています。
わさびは鎌倉時代の頃から、食用としても使われるようになったと言われています。

『本わさび』は2種類ある

『沢わさび』『畑わさび』

わさびには『本わさび』と『西洋わさび』があります。
『本わさび』は栽培の仕方によって、『沢わさび』『畑(はた)わさび』に分類されます。
『沢わさび』は『水わさび』、『畑わさび』は『陸(おか)わさび』とも呼ばれています。

『沢わさび』は渓流や湧き水を利用して、人工的に造られた田んぼ、『わさび田』で栽培されます。
それに対して、『畑わさび』は涼しくて湿気の多い畑で栽培されます。

“わさびをすり下ろして使う部分”のことを『根茎』と言います。
『沢わさび』は主にこの『根茎』をすり下ろし、薬味として利用しますが、『畑わさび』は『根茎』が大きく育たないので、その部分や茎などを加工用として利用しています。

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

ニッポン放送ほか全国ネット
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 朝7:37から(「飯田浩司のOK! Cozy up!」内)
ネット局の放送時間は各放送局のホームページでお確かめください。

Page top