「バナナの木」という表現は間違い?~正しくは「バナナの草」
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バナナは、『バショウ科』の植物です。バナナは木になるもの、と思われている方がいらっしゃるかもしれませんが、違うそうです。
高さ2m~10mもの高い所に実がなっているので、木だと思われがちですが、幹のように見える部分は『茎』です。その茎は、柔らかい葉っぱが重なり合ってできています。そのため『バナナの木』ではなく、『バナナの草』という表現が正しいそうです。
バナナは『バナナベルト地帯』と呼ばれる地域で栽培されています。『バナナベルト地帯』とは“赤道をはさんで北緯&南緯30度の地域”で、いずれも気温や湿度が高い、熱帯や亜熱帯の地域です。
日本でも沖縄県や奄美諸島の一部でバナナが栽培されていますが、現在、日本で消費されているバナナのほとんどが輸入です。輸入先のなかでも9割近くを占めているのがフィリピンで、その次に多いのが南米のエクアドルです。いずれの国も『バナナベルト地帯』に入っています。
参考までに、2017年の統計で“バナナの生産量が最も多い国”はインドです。次に多いのが中国ですが、生産量はインドの半分以下です。そのあとインドネシア、ブラジル、エクアドル、フィリピンと続きます。
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