ホルモンバランスって何? 年齢によって変わるの? 医師が回答
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ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(4月30日放送)で、「ホルモンバランス」に関して医師が回答した。
番組に寄せられた健康の疑問『ホルモンバランスって何? 年齢によって変わるの?』に対して、医師が回答した。
「女性の身体では『エストロゲン』と『プロゲステロン』という2種類のホルモンがつくられていて、これが『女性ホルモン』と言われています。
およそ28日の月経周期で、2種類のホルモンの分泌量がそれぞれ増えたり減ったりし、このバランスが『ホルモンバランス』と言われるものです。
思春期、成熟期、更年期、高齢期などそれぞれの世代によって、また妊娠や出産などによってもホルモンバランスは変動し、その影響で心と身体が変化します。
日々のストレス、食生活、睡眠不足、運動不足などの原因でホルモンバランスは乱れます。生理不順、月経前症候群、自律神経失調症、肌荒れやニキビなど、さまざまな症状や病気の原因となります。
また、加齢によって『エストロゲン』の分泌量が低下します。閉経を挟んだ前後10年くらい、つまり50歳前後に急激に低下し、女性の身体にいろいろな不調が現れます。
個人差はありますが主な症状は、急なのぼせ、顔がほてる、汗をかく、イライラする、うつ症状、眠れないなど。症状が強く出て日常生活に大きく影響する人もいます。これが『更年期障害』と言われるもので、ホルモンと大きな関係があるのです」
番組情報
素敵な音楽&豊かな暮らしを、あなたに!「草野満代 夕暮れWONDER4」
(放送は2020年7月2日まで)