仙台駅「炙り牛たんとA5仙台牛弁当」(1580円)~仙台の牛たん駅弁30年! 非加熱も美味しくなった製造技術の進歩

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

E721系電車・快速列車、東北本線・南仙台~名取間

仙台の郊外を行く、仙台空港行の快速列車。
快速は仙台を出ると、途中は名取1駅停車の17分で、仙台空港まで結びます。
いわゆる「仙台空港アクセス線」の列車は、毎時2~3本の運転。
東北本線の名取~仙台間は、東北本線・常磐線の列車も加わって、毎時5~6本以上、朝夕を中心に3~5分間隔で列車が運行される時間帯もあります。

炙り牛たんとA5仙台牛弁当

仙台の牛たん駅弁というと、「こばやし」の「網焼き牛たん弁当」をはじめ、紐を引き抜いて、蒸気で温める「加熱式」が有名ですが、残念ながら航空機への持ち込みはできません。
その意味では、非加熱の牛たん駅弁のほうが、持ち運びしやすいとも言えます。
現在販売中の「炙り牛たんとA5仙台牛弁当」(1580円)も非加熱容器の駅弁。
でも、製造技術の向上によって、十分に「冷めても美味しい」牛たんとなっています。

炙り牛たんとA5仙台牛弁当

【おしながき】
・麦飯(宮城県産環境保全米ひとめぼれ使用)
・仙台牛煮
・厚切り牛たん塩焼き 花人参
・笹かまぼこ
・紅大根
・味噌南蛮漬け
・七味唐辛子

炙り牛たんとA5仙台牛弁当

厚切りにされて、塩で炙った仙台名物の「牛たん」と、A5ランク・最高品質の「仙台牛」を一緒に味わえる「炙り牛たんとA5仙台牛弁当」。
牛たんには欠かせない麦飯や、仙台味噌に唐辛子を漬け込んだ味噌南蛮はもちろん、仙台らしく笹かまぼこのおかずも入って、アクセントを付けながら楽しめる肉駅弁です。
現在開催中の「駅弁味の陣2020」にも、エントリーされています。

E5系新幹線電車「はやぶさ」、東北新幹線・仙台~白石蔵王間

「こばやし」が平成2(1990)年に、牛たん駅弁の先駆けとなった「あったか~い仙台名物炭焼き牛たん弁当」を発売して、今年(2020年)で30年。
当時、冷めると固くなる牛たんの駅弁化を可能としたのは、加熱式容器の登場でした。
しかしいま、3mmから10mmへ少しずつ「厚切り」を可能にし、「冷めても美味しい」牛たんを実現していった30年の調理技術の進歩が、この折には詰まっているように感じます。
開業当初の最高210km/hから320km/hへ大きく進化した東北新幹線に揺られながら、仙台の牛たん駅弁の進化も、自らの「舌」で存分に感じたいものです。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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