松阪駅「松阪名物 黒毛和牛牛めし」(1500円)~熊野古道へ! 特急「南紀」の旅

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

松阪駅「松阪名物 黒毛和牛牛めし」(1500円)~熊野古道へ! 特急「南紀」の旅

キハ85系気動車・特急「南紀」、紀勢本線・徳和~多気間(2019年撮影)

名古屋~新宮・紀伊勝浦間を関西本線・伊勢鉄道・紀勢本線経由で結ぶ特急「南紀」。
定期列車は毎日4往復で、繁忙期には臨時列車が運行されています。
下り列車は、名古屋を出ると途中、桑名、四日市、鈴鹿、津、松阪、多気、三瀬谷、紀伊長島、尾鷲、熊野市、新宮の順に停車し、終着・紀伊勝浦までは約3時間40分。
新宮周辺では、南紀から松阪乗換の近鉄線で、大阪へアクセスする方もいるようです。

松阪駅「松阪名物 黒毛和牛牛めし」(1500円)~熊野古道へ! 特急「南紀」の旅

熊野古道(三重県紀北町内)

私が乗車した平日の「南紀」は一定のビジネス客が見られた一方で、週末の「南紀」には、山歩きの服装をした方が目立ちました。
東紀州は、世界文化遺産でもある、いわゆる「熊野古道」を巡る方が多い様子。
東紀州は海沿いまで山が迫り、平地も少ないことから、ほぼ紀勢本線の線路に沿って、熊野古道が通っています。

松阪駅「松阪名物 黒毛和牛牛めし」(1500円)~熊野古道へ! 特急「南紀」の旅

松阪名物 黒毛和牛牛めし

山あり谷ありの熊野古道を歩いた後は、美味しい肉駅弁でパワーをチャージしたいもの。
JR線と近鉄線との乗換駅・松阪駅の駅弁を手掛ける「新竹商店」の名物駅弁の1つに、
松阪名物 黒毛和牛牛めし」(1500円)があります。
以前は、復刻版の掛け紙でご紹介しましたが、レギュラー版のパッケージは、平成27(2015)年から現行バージョンとなっています。

松阪駅「松阪名物 黒毛和牛牛めし」(1500円)~熊野古道へ! 特急「南紀」の旅

松阪名物 黒毛和牛牛めし

【おしながき】
・白飯(三重県産コシヒカリ)
・黒毛和牛の赤ワイン仕込みすき焼き風
・菜の花の醤油漬け
・南高梅の梅干し
・黒粗挽き胡椒

松阪駅「松阪名物 黒毛和牛牛めし」(1500円)~熊野古道へ! 特急「南紀」の旅

松阪名物 黒毛和牛牛めし

“ワンランク上の牛肉弁当”というコンセプトで開発されたという「黒毛和牛牛めし」。
三重県産コシヒカリの白いご飯(250g)の上に、国産黒毛和牛のロースともも肉が100g、どっさりと載っていて、食べ応えも十分の駅弁です。
アクセントに菜の花が入って、粗挽き胡椒はお好みでかけることができます。
紀勢本線沿線の南高梅の高級梅干しも入って、南紀の旅のお供にもピッタリですね!

松阪駅「松阪名物 黒毛和牛牛めし」(1500円)~熊野古道へ! 特急「南紀」の旅

キハ85系気動車・特急「南紀」、紀勢本線・三輪崎~新宮間

長年、名古屋と東紀州を結んでいる特急「南紀」ですが、コロナ禍の旅客減少を受けて、11月1日から編成の見直しが行われ、普通車のみの2~6両編成となりました。
この日は、基本の2両編成に指定席1両を増結した3両編成での運行。
キハ85系気動車も30年戦士ながら、ワイドビューの窓と力強い走りは健在です。
後継のハイブリッド車両・HC85系の開発が進むなか、整備が進む高速道路に負けない魅力的な「南紀」であって欲しいものです。

(参考)JR東海ニュースリリース・9月16日分

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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