お天気頭痛って予防できないの? 医師が回答
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「お天気頭痛」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(11月23日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『雨の日に頭痛が出たり、体がだるかったり、天気によって体調に波があります。お天気頭痛に効く薬が市販されるようになったとも聞きましたが、お天気頭痛って予防できないのでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「お天気によって心身に現れる不調は『気象病』とも言われ、何らかの症状を訴える方は少なくありません。
特に梅雨や台風の時期、頭が痛くなったりする方は多いようで、それがいわゆる『お天気頭痛』と言われているものです。
これは、気圧の変化に鼓膜の奥にある内耳が反応し、脳に情報が伝わり、交感神経が活発になることによって痛みが生じるものではないかと報告されております。
予防のためには、自律神経のバランスを乱さないようにすることが必要です。例えば、朝起きたときに太陽の光を浴びたり、ゆっくりお風呂に浸かる。また、耳の血流をよくするためのマッサージが予防効果につながるとも言われております。
頭痛が出たときの天気の変化をメモしておくなど、ご自身の頭痛のパターンを知り、頭痛が出やすい気象条件のときは、心身に負担をかけないように習慣づけるのもいいのではないでしょうか」
協力:医療ジャーナリスト・森まどか
監修:日本健診財団
番組情報
健康の気になる話題、素朴な疑問に日本健診財団のお医者さんが答えます。
定期的に健康診断を受け、日頃から生活習慣には気をつけましょう!