数ある京漬物のなかでも特に名高い“京の三大漬け物”
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「ご飯のお供」です。
しば漬けの“しば”とは、シソのことです。しば漬けはナスやキュウリ、ミョウガなどの薄切りと、赤ジソの葉などを塩漬けにして乳酸発酵させたものです。
古くからシソの産地として知られる、京都・大原の特産で、歴史あるお漬物です。大原のしば漬けはナスと赤シソとお塩のみ……という伝統の作り方で、自然な旨味と酸味が特徴です
同じしば漬けでも、キュウリやミョウガが入ったものもあれば、色が赤紫ではなく緑色のものもあります。あれは青ジソで漬けたものなんです。
そういったところから、ナスと赤シソとお塩だけで作られた大原のしば漬けは「生しば漬け」とも呼ばれるそうです。
京都には“京の三大漬け物”と呼ばれるお漬物があります。それがこの「大原のしば漬け」、そして「千枚漬」と「すぐき漬」の3つです。
「千枚漬け」は“聖護院(しょうごいん)かぶら”というカブを薄切りにして、昆布やみりん、唐辛子などで漬けたものです。ちなみに“聖護院”とは京都の地名です。
「すぐき漬」の“すぐき”とはカブの仲間で、それをお塩だけで漬け込んで、乳酸発酵させたものです。京都では「すぐき」といえば、お野菜のすぐきだけではなく、「すぐき漬け」のことも意味しています。
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