腕時計の文字盤、なぜ「男性は外側・女性は内側」の習慣ができたの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。6月11日放送分のテーマは「腕時計」です。
時計は英語で「クロック」や「ウオッチ」と呼ばれます。この違いとして、掛け時計や置時計のように同じ場所で使い、基本的に持ち運びしない時計を「クロック」。腕時計や懐中時計のように、持ち運ぶことを目的とした時計を「ウオッチ」としているそうです。
腕時計をする際、文字盤の向きは男性が外側、女性は内側に向ける人が多いとされています。
男性の場合、文字盤を内側に向けると、手首を動かすたびにリューズが手のひらに当たってしまいます。特にメンズ用の時計は文字盤が大きいため、文字盤を外側に向ける人が多いそうです。
女性が文字盤を内側に向ける理由としては、着物の影響があります。女性の着物には脇の部分に「身八つ口」と呼ばれるスリットが入っています。着崩れを防いだり、赤ちゃんに授乳しやすいように入っているそうですが、腕を上げたとき、この「身八つ口」から胸が見えてしまいます。
当時の女性は、腕を締めて脇が開かないように心掛けていました。ところが、腕時計の文字盤を外側に向けると、時刻を見る際に脇を上げなければいけません。内側であれば、手首を返すだけで見られることから、内側にするようになったと考えられています。
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