線香花火は落ちるまでに「起承転結」が存在する?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。7月2日放送分のテーマは「線香花火」です。
「線香花火」には、2つの種類があります。1つは「スボ手牡丹」というもので、西日本を中心に楽しまれています。「スボ」とは藁のことだそうです。
藁の細い管のなかに火薬を入れ、お線香のように香炉に立てて火をつけて楽しんだことから、「線香花火」という名がついたとされています。楽しむ際は火をつけたあと、斜め上や横に向けます。
もともと、米づくりが盛んな関西には藁が豊富にあったため、藁を使った「スボ手牡丹」が関西を中心に親しまれ、その後、西日本各地に広まって行きました。
もう1つの種類は「長手牡丹」で、こちらは東日本を中心に親しまれています。関東では米づくりよりも紙すきが盛んだったため、藁の代用品として、和紙で火薬を包んでつくられました。楽しむ際は火をつけたあと、下に向けます。
線香花火は、火をつけてから落ちるまでの間に起承転結があり、大きく4段階に変化します。
その姿はそれぞれ「牡丹」「松葉」「柳」「散り菊」と名づけられ、移り変わる様子は人生にも例えられています。線香花火の燃え方は、まさに日本の伝統美とも言えます。
番組情報
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