いまだけの駅弁で楽しめる! 秋田の「うまいもの」

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

東北DC記念 秋田のんめもの弁当

画像を見る(全6枚) 東北DC記念 秋田のんめもの弁当

9月末まで開催中の東北地方の観光キャンペーン「東北デスティネーションキャンペーン」。これに合わせて、東北地方の駅弁屋さんでは、さまざまな新作駅弁や期間限定駅弁を製造しています。秋田駅弁の関根屋はJR東日本秋田支社と協力しながら、恒例となった秋田の特産品がぎっしり詰まった駅弁「秋田のんめもの弁当」の第5弾を登場させました。東北の新作&限定駅弁・秋田の後編は、コチラの駅弁に注目していきます。

E6系新幹線電車「こまち」、奥羽本線・羽後境~大張野間

E6系新幹線電車「こまち」、奥羽本線・羽後境~大張野間

東北の新作&限定駅弁(秋田県・後編)

東京と秋田の間を最速3時間37分で結ぶ秋田新幹線「こまち」。盛岡で東北新幹線と分かれて、雫石、田沢湖、角館と田沢湖線を走り、大曲でスイッチバックして奥羽本線に入り、終着・秋田へと向かいます。強烈な赤が目を引くE6系新幹線電車の7両編成で、東京寄りの11号車がグリーン車、12~17号車は普通車指定席。盛岡~秋田間では、割安な特定特急券で普通車指定席の空席に座ることができます。

東北DC記念 秋田のんめもの弁当

東北DC記念 秋田のんめもの弁当

秋田新幹線沿線にある角館・桧木内川の桜と、男鹿市の雲昌寺のあじさいが掛け紙を彩る駅弁を見つけました。今年(2021年)4月1日~9月30日までの予定で販売されている「東北DC記念 秋田のんめもの弁当」(980円)です。東北DCとは、いま行われている東北地方全体の観光キャンペーン、「東北デスティネーションキャンペーン」の略称。秋田駅弁の「関根屋」が製造しています。

東北DC記念 秋田のんめもの弁当

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【おしながき】
・秋田みその豚肉漬け焼き
・角館 御狩場焼(おかりばやき) アスパラ焼き
・鮭麹漬け焼き
・わかさぎのからあげ
・とんぶり入りの蒲鉾
・春雨とパプリカのしょっつるマリネ
・りんごのコンポート
・人参のいぶりがっこ
・秋田県産あきたこまち 焼き海苔

東北DC記念 秋田のんめもの弁当

東北DC記念 秋田のんめもの弁当

もちもちのお米、あきたこまちの上に載るのは、センターが秋田県産の豚肉を秋田みそで味付けしたという味噌焼き、右に角館の郷土料理で山椒味噌が効いた鶏肉の御狩場焼。そして左には、秋田の県南地方の食文化に由来する鮭の塩麹焼きと八郎潟のわかさぎのからあげがたっぷり! 鮭とわかさぎの下に焼海苔も敷かれ、海苔弁の要素もあります。しょっつるマリネでサッパリしながら最後はりんごで〆て、心地よく食べられる駅弁です。

EV-E801系電車・普通列車、男鹿線・脇本~羽立間

EV-E801系電車・普通列車、男鹿線・脇本~羽立間

男鹿半島へのアクセスを担う男鹿線は、今年(2021年)春から非電化区間を走行可能な、大容量バッテリーを備えたEV-E801系電車「ACCUM」が、全ての列車で活躍しています。JR九州が開発した「DENCHA」をベースに耐寒耐雪対応などのカスタマイズを行っていて、男鹿の国重要無形民俗文化財「なまはげ」をイメージしたデザインとなっているのが特徴。秋田~男鹿間・約1時間の旅は、現代の技術の力を感じる旅でもあります。

(参考)JR東日本ホームページ

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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