黒木瞳が試食 食用バラからつくるジャムの味
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黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(12月1日放送)にROSE LABO株式会社の田中綾華が出演。バラの味やバラを加工したジャムやビールについて語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。11月29日(月)~12月3日(金)のゲストはROSE LABO株式会社の田中綾華。3日目は、バラからつくられる商品について---
黒木)食用のバラというのはどのような味なのですか?
田中)バラは世のなかに4万品種あると言われていて、それぞれ厚みや香りが異なるのですが、バラの味というと、これはもう「バラの香り」という感じになります。
黒木)色によっても味は変わるのでしょうか?
田中)色によっても左右します。赤い色のバラの場合、香りがまったくないということもあります。ピンクや白のような淡い色は香りが強いです。
黒木)賞味期限が5日間と非常に短いなかで、その余ったものを冷凍したら意外とよかったということで、冷凍したものを加工して販売されているということですよね?
田中)そうです。
黒木)そのように加工品を販売するビジネス、6次産業を成功させたということで、2019年には「マイナビ農業アワード」などで最優秀賞を受賞されています。
田中)ありがたいことで、本当に嬉しいですね。
黒木)栽培と運営の両方をやっているのですか?
田中)そうですね。ただ、いまは週に2回ぐらい栽培に入っていて、その他の日は製品開発や営業活動、経営周りのことをやっています。
黒木)全部ですね。
黒木)今回はジャムを持って来てくださったのですが、試食させていただいてもよろしいでしょうか?
田中)ぜひ、お願いします。ゼリーのような食感になります。
黒木)バラの香りがあとから来ますね。
田中)バラを大量に煮込んで、このジャムをつくっているのですが、白砂糖を使わずに、大根から摂れる「てんさい糖」というものに変えてつくっているので、甘さもすっきりとしています。ジャムの赤色も合成着色料は使わず、バラから出ている本当の赤色です。
黒木)バラが食べられるというのは、はじめて聞きました。
田中)まだなかなか知られてはいない分野ではあるのですが、これからもっとこの食べられるバラを広げて行きたいと思います。
黒木)いろいろな商品を開発されていますが、ジャムや化粧品以外にもあるのですか?
田中)母の日などにいろいろなメーカーさんとコラボしてオリジナルのケーキをつくったり、最近だとバラのビールをつくっています。
黒木)ビールを飲むとバラの香りがするという感じですか?
田中)そうです。
黒木)想像ができないのですが、苦味とバラが。
田中)最初はビールの喉越しが感じられるのですが、あとからジャムのようにふんわりと香りが感じられます。
黒木)いろいろな商品開発のアイデアがこれからもたくさん出て来るのではないですか?
田中)たくさんつくって行きたいと思います。次は甘いバラをつくりたいと思います。
黒木)甘いバラ?
田中)食べてイチゴとかのように甘さがあるバラをつくりたいなと思っています。
田中綾華(たなか・あやか)/ ROSE LABO株式会社 代表取締役
■1993年生まれ。東京都出身。
■大学1年生の頃、「食べられるバラ」があることを知り、大学2年で中退。大阪の「食用バラ農家」でバラつくりの修行を開始。その後、修行を終えて独立。2015年、22歳のときに埼玉県深谷市の農場にビニールハウスを建て、「ROSE LABO」を設立。試行錯誤しながら食用バラの生産を開始。世界初の美容成分高配合の新品種のバラを開発するなど会社を軌道に乗せた。
■理念は「食べられるバラを通して世界中の女性を美しく、健康に、幸せに」。
■田中さんの「ROSE LABO」では、食べられるバラの栽培、バラを配合したジャム、ティーなどの加工食品や化粧品などの商品開発・販売を展開。現在100店舗以上のお店で常設販売されている。
■6次産業を成功させた起業家として、2019年には「マイナビ農業アワード」で最優秀賞を受賞するなど注目され存在に。
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毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳