なぜサンタは「煙突」から入って、「靴下」にプレゼントを入れるの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。12月20日放送分のテーマは「サンタクロースのモデル」です。
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ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」
サンタクロースのモデルは、3世紀~4世紀にかけて実在したキリスト教の伝説的な聖なる人、「セント・ニコラス」だと言われています。
セント・ニコラスは現在のトルコの町で、日ごろから困っている人や貧しい人を助け、自分の持ち物を惜しまずに与えていた心やさしき人でした。
そんなニコラスのご近所に、3人の娘がいる家族が住んでいましたが、とても貧しく、その娘たちを売らなければならないほどお金に困っていたそうです。
それを知ったニコラスは、夜になると、その家の煙突から金貨を投げ入れました。金貨のおかげで娘たちは売られることなく、のちに結婚することができたそうです。
その後、下の2人の娘たちに対しても同じようにしたことから、最終的にそのご家族は救われたそうです。他にもニコラスさんはたくさんの貧しい人、困っている人を助けたとされています。
ちなみに、ニコラスさんが投げた金貨は、暖炉のそばに干してあった靴下のなかに入ったそうです。この伝説から、「クリスマスに靴下を下げておくと、サンタクロースが煙突から入ってプレゼントを入れてくれる」という習慣が生まれたと言われています。