2021年に達成した「円周率の最長記録」……驚くべきケタ数とは?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月28日放送分のテーマは「円周率」です。
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ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」
円周率とは、「円のまわりの長さ」を示す円周が、直径の何倍になっているかを表した数字です。ギリシア文字の「π(パイ)」で表されることが多いです。
小学生のころ「円周率はおよそ3.14」と教わるように、円周は「直径の約3.14倍の長さ」になっています。この比率は決まっているので、円の大きさが変わっても、円周は必ず約3.14倍になります。
「およそ」という言葉の通り、円周率は3.14のあとに「1592653589……」と数字が続きます。円周率は「無限に続く、終わりがない数字」であり、そんな無限の数字の計算に、人は昔からチャレンジしています。
2021年8月、スイスの研究チームがスーパーコンピューターで、ケタ数「62兆8000億」という「円周率の最長記録」を達成しました。それまでの記録がケタ数「50兆」ですから、12兆8000億も上回ったことになります。