「ひな祭り」って、本来はどんな行事だったの?
公開: 更新:
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。2月28日放送分のテーマは「ひな祭り」です。
「ひな祭り」とは、正しくは5つある節句「五節句」の1つ、「上巳(じょうし/じょうみ)の節句」のことを言います。
上巳は「三月初めの巳(み)の日」で、「巳の日」は「十二支を12日ごとに割り振ったうちの1日」のことです。12日に一度やって来るため、同じ上巳でも、その年によって日にちが変わるそうです。
それがのちに3月3日に定まり、3月3日が上巳の節句となりました。また、この時期は桃の花が咲く季節のため、「桃の節句」という名前でも親しまれています。
現在では、3月3日は「上巳の節句」というよりも、「ひな祭り」のイメージが定着しています。上巳の節句は中国から伝わって来ましたが、本来は「災いや厄を祓い、無病息災を願う行事」のことだそうです。
それが平安時代に日本に伝わってから、日本の風習と結びついて少しずつ変化して行きます。江戸時代には、現在のような「ひな祭り」のスタイルになったと考えられているそうです。
番組情報
晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・