「家事大学」をつくった理由  家事代行ベアーズ副社長・高橋ゆき

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黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(2月17日放送)に株式会社ベアーズ取締役副社長の高橋ゆきが出演。自らが学長を務める「家事大学」について語った。

株式会社ベアーズ取締役副社長 高橋ゆき

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。2月14日(月)~2月18日(金)のゲストは株式会社ベアーズ取締役副社長の高橋ゆき。4日目は、「家事大学」について---

黒木)家事代行サービスの事業を展開する一方で、「家事大学」という家事を学べる学校も設立なさったということですけれども、つくられたきっかけは何ですか?

高橋)スーパーマーケットにはいつのころか、「田中さんがつくった白菜」とか、「山本さんのジャガイモ」というように、農家の方の似顔絵と名前がパッケージに貼られるようになりましたね。

黒木)よくありますよね。

高橋)それを見たときに「ハッ」とさせられたのです。私たちのサービスは、「自分でなくてはいけないことに、自分の力を注いでください。それ以外のことは私たちがやります」などと言っていたのは、不親切なサービスの売り方だなと思ったのです。

黒木)なるほど。

高橋)どういう人がサービスをしているのかということを伝えようと思ったときに、「家事の価値」は、人によってそれぞれ違うのではないかということに気付いたのです。

黒木)家事の価値が。

高橋)「家事というと何を思い浮かべますか?」と聞くと、人によっていろいろなことを思い浮かべますよね。

黒木)そうですね。

高橋)そこで、一般の方々に、家事の大切さや面白さを知っていただく機会をつくりたいと思ったのが、家事大学創設のきっかけです。

黒木)その大学に通うと、掃除の仕方や料理の仕方、洗濯の仕方というような家事全般を具体的に教えていただけるのですか?

高橋)学長として、私は4つの大きな柱をつくりました。「掃除学」と「居住空間学」。これは整理整頓、収納だけにフォーカスを当てるのではなく、インテリアや採光の取り方なども学びます。

黒木)整理整頓、収納だけではなく。

高橋)それから「洗濯学」、そして最後は「食卓学」です。「食卓を囲む数だけ家族になって行く」というキャッチコピーが大好きでして、料理の研修ではなく、食卓を挟んで「どういう動線であれば、台所や食卓が愛に溢れるか」ということを勉強してもらおうと、この4つの柱でつくっております。

黒木)どういう方が受講なさって、どういう方法でやってらっしゃるのですか?

高橋)一般の方々を対象としていまして、「小学生からシニアまでが楽しく学べる家事大学」というキャッチコピーでやっています。スーパーマーケットの生産者の話をしましたが、「出前家事大学」ということで、小学校や中学校に私の認定した先生たちに教えに行ってもらっています。

黒木)実際に出向いて行かれて、教えるのですか?

高橋)最初はインターネットのなかでクレジットカードとネットの環境さえあれば、誰でも講座を受けられる仕組みをつくりました。いまもそれが主流です。しかし、クラスが上がり、1級などになりますと、プログラムが豊富になりますので、対面講座を求める方が多いですね。これからは、学校や行政、また、社員教育として家事大学のコンテンツを研修に入れたいという企業が増えて行くのではないでしょうか。今後の希望としては、これが国家資格につながればいいなと思っています。

高橋ゆき(たかはし・ゆき)/ 株式会社ベアーズ 取締役副社長

■家事代行サービスのパイオニア「株式会社ベアーズ」の取締役副社長。
■社内では主にブランディング、マーケティング、新サービス開発、人材育成担当。
■家事代行サービス業界の成長と発展を目指す「一般社団法人 全国家事代行サービス協会」の会長を務める。
■経営者として、各種ビジネスコンテストの審査員や、ビジネススクールのコメンテーターを務めるほか、家事研究家、日本の暮らし方研究家としても、テレビ・雑誌などで幅広く活躍中。
■2015年 には世界初の家事大学設立、学長として新たな挑戦を開始。
■TBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」、読売テレビ・日本テレビ系ドラマ「極主夫道」では家事監修を担当。1男1女の母。

番組情報

ENEOSプレゼンツ あさナビ

毎週月曜〜金曜 6:43 - 6:49

番組HP

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳

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