時代を超えて愛される、富山の絶景を眺めながら食べたい駅弁はコレだ!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

全国にはそれぞれ地域が誇る景色があります。富山といえば、富山湾越しの立山連峰が美しい景色として有名です。奈良時代には大伴家持、鎌倉時代には源義経、江戸時代には松尾芭蕉がこの地を訪れました。そしていま、この景色を思い浮かべていただきたい、富山湾の味覚満載の駅弁がリニューアル登場しています。私もさっそく旅気分を楽しみながら味わってみました。

キハ47形気動車・普通列車、氷見線・越中国分~雨晴間

立山連峰をバックに富山湾に沿って走るJR氷見線のディーゼルカー。氷見線は、あいの風とやま鉄道(旧・北陸本線)の高岡駅と氷見駅の間・16.5キロを、約30分かけて結ぶローカル線です。高岡市から氷見市にかけての富山湾は、富山を代表する景勝地の1つ。松尾芭蕉の「おくのほそ道」にも登場することから、文化庁によって「おくのほそ道の風景地・有磯海(ありそうみ)」として、文化財に指定されています。

(参考)高岡市ホームページほか

有磯海

「有磯海」とは、万葉集で大友家持(おおとものやかもち)が詠んだ歌に由来するとされる富山湾の古い呼び方で、のちに歌枕となりました。富山駅弁の源では、長年にわたって販売してきた「富山湾」と冠した駅弁を2021年春に「有磯海」としてリニューアルしました。今年(2022年)3月18日からは、装いも新たにバージョンアップした六角形の折になって、1100円で販売されています。

【おしながき】
・白飯 ぶりの照り焼き 赤かぶ酢漬け
・ベニズワイガニといくらのだしご飯
・ほたるいかのちらし寿し
・海老真丈
・玉子焼き
・白えびのかき揚げ
・ぶり大根
・ぶり昆布巻きうま煮
・いんげんと南瓜のとも和え
・紅白なます

有磯海

富山湾の味覚を一度に味わうことができる駅弁「有磯海」。ぶりの照り焼きと白いご飯、ベニズワイガニといくらのだしご飯、ホタルイカのちらし寿司と、3つのご飯が楽しめます。源によると、昨今の状況などを踏まえて、この春、リニューアルを行い、ぶりの照り焼きと白えびのかき揚げが加わったそう。富山県外はもちろん県内の方にも好評を博していると言います。“天然のいけす”と云われる富山湾の海の幸を存分に味わえるのがいいですね。

キハ40形気動車・快速「ベル・モンターニュ・エメール(べるもんた)」、氷見線・雨晴~越中国分間

富山湾が車窓に広がる氷見線の観光列車といえば、「ベル・モンターニュ・エ・メール」、通称「べるもんた」。毎週日曜、主に新高岡~氷見間で運行されていて、1号はチューリップが見ごろの城端線・砺波始発となります。大河ドラマで注目される源義経ゆかりの雨晴海岸ではしばしの間停車。天気がいいと富山湾越しの立山連峰を眺めることができます。奈良、鎌倉、江戸、そしていま。時代を超えて愛される景色を“有磯海”の海の幸と一緒に楽しみたいものです。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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