クレオパトラも愛した「バラ」、昔はどうやって楽しんでいたの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。5月30日放送分のテーマは「バラの歴史」です。
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ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」
バラの歴史はとても古く、少なくとも3000万年以上も前に、既に野生のバラが存在していたことがわかっています。バラの生まれ故郷は「ヒマラヤ山脈のふもとや渓谷」という説が有力ですが、詳しいことはわかっていないそうです。
はるか昔から自生していたバラですが、紀元前の時代から栽培もされていたそうです。栽培されたバラは観賞用の他に、主に香料や薬用として使われていたと考えられます。
当時栽培されていたバラの品種の1つが「ロサ・ダマスケナ」で、「ダマスクローズ」とも呼ばれています。数あるバラのなかで最も香りがいいとされ、「バラの女王」と言われます。私たちがイメージする「バラの香り」は、ロサ・ダマスケナの香りでもあるそうです。
ロサ・ダマスケナはクレオパトラも大好きで、お風呂に入れたり、ベッドの周りに敷き詰めたりして香りを楽しんだそうです。
ロサ・ダマスケナの花と水を煮詰めてつくるのが「ローズオイル」です。2500本以上のバラから、ほんの1g程度しかつくれないため、大変貴重で高価なものです。
また、ローズオイルができる際に、バラのエキスが溶けた水が「ローズウォーター(バラ水)」です。