京都大学生物学研究所准教授・宮沢孝幸氏が6月15日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。新型コロナウイルス感染症について、またすぐ感染者数が上昇すると推測した。

SARS-CoV-2変異株VOC-202012/01 ~国立感染症研究所HPより https://www.niid.go.jp/niid/ja/basic-science/virology/10097-virology-2021-1.html
アメリカ疾病対策センター(CDC)は14日、アメリカの新型コロナウイルス感染にオミクロンの変異種の二つの派生型「BA.4」と「BA.5」が占める割合が6月11日の時点でそれぞれ8.3%と13.3%に達したとの推計を示した。感染力が強いとされるこの派生型は3月に世界保健機関(WHO)の監視リストに追加されたほか、ヨーロッパでも「懸念される変異型(VOC)に指定されている。
辛坊)現場のコロナの感染状況をどう見てます?
宮沢)いまのところ落ち着いてますよね。ただ、(感染者数が)下げ止まってますね。完全に下げ止まって、たぶん来週とか、遅くても来月にまた上がってくるのではないかなと思って見てます。
辛坊)なるほど。その理由は。
宮沢)ワクチンのブースター接種が2月・3月がピークで、その効き目がなくなってくるのが4カ月後くらいなので。そして、もしかしたら逆効果になってる人もいるのではないかなと思っています。そして「BA.4」「BA.5」の割合が海外で拡大してきているので、日本も上がるだろうと。「BA.4」「BA.5」は、「BA.1」「BA.2」以上にワクチンが効かないですね。
辛坊)なるほど