東海道新幹線の早朝のお供、ちょっぴりお得に楽しむアイテムとは?

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

おむすび弁当と「静岡茶」

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新幹線の運行時間は、原則朝6時~深夜24時まで。朝6時に合わせて、新幹線の各駅ではさまざまな始発列車が動き始めます。なかでも東海道・山陽新幹線は、きめ細かく始発駅が設定されています。そんな東海道新幹線の朝のお供として愛されているのが、定番のおむすび駅弁。列車の車窓にも広大な畑が広がる「アレ」を一緒に買い求めると、ちょっぴりお得に早朝の旅が楽しめます。

N700S新幹線電車「のぞみ」、東海道新幹線・掛川~静岡間

N700S新幹線電車「のぞみ」、東海道新幹線・掛川~静岡間

駅弁de朝食を!(第3回/全3回)

朝日を浴びて駆け抜ける東海道・山陽新幹線「のぞみ」号。早朝時間帯は、少し珍しい始発駅の列車が運行されます。下り列車は、品川始発の「のぞみ79号」や新横浜始発の「ひかり533号」。上り列車は、西明石始発の「のぞみ80号」や姫路始発の「のぞみ82号」。いずれもほぼ6時ちょうどの発車となっているのも特徴で、少しでも長く、旅先の滞在時間を取りたいという方にとっては、とても重宝な存在となっています。

おむすび弁当

おむすび弁当

早朝出発の際、東海道新幹線のお供としていつも重宝しているのが、ジェイアール東海パッセンジャーズが製造・販売している「おむすび弁当」(450円)です。朝の時間帯は、「ワンコインモーニング」サービスも行っていて、弁当と飲み物のセットで、500円で朝食をいただくことができます。東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪の「のぞみ」停車駅で販売があります。(注)

(注)東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」の車内販売では、東京駅朝8時30分発の列車まで。ジェイアール東海パッセンジャーズ駅売店では、朝9時までサービスを行っています。

おむすび弁当と「静岡茶」

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【おしながき】
・おむすび(しそわかめ、野沢菜)
・鯖の塩焼き
・玉子焼き
・鶏つくねたれ和え
・ウインナーソーセージ
・人参煮
・漬物

おむすび弁当

おむすび弁当

「おむすび弁当」の蓋を開けると、おむすび2個と軽めのおかずが入っていて、寝起きの体にはちょうどよい分量。それでいて、鯖の塩焼きや玉子焼き、鶏つくねなど、しっかりと幕の内弁当に準じた満腹感のあるおかずなので、朝から元気が出ます。なお、東海道新幹線の「ワンコインモーニング」には指定のサンドイッチとコーヒーの組み合わせもあって、和・洋、お好みに合わせて選べるのもありがたいですね。

N700S新幹線電車「のぞみ」、東海道新幹線・三島~新富士間

N700S新幹線電車「のぞみ」、東海道新幹線・三島~新富士間

東海道新幹線の車窓の楽しみは、何といっても「富士山」。でも、湿気の多い夏は、日が高くなるほど雲が発生しやすく、残念ながら見られないことも多いものです。でも、早朝の列車を利用すれば、新幹線から富士山が見える確率も高くなって「早起きは三文の徳」。また、早朝の列車は空いていることも多く、人がたくさん出てくる前に旅立ってしまえば、“密”も避けられます。その意味でも、お薦めの“早朝の旅”です。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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