昔は「お金」の代わりに何を使っていたの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。6月14日放送分のテーマは「お金の働き」です。
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ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」
はるか昔、欲しいものは物々交換で手に入れていましたが、やがて不公平などの不便が生じるようになりました。「誰とでも交換でき、価値が変わらないもの」を考えたところ、「貝殻や石」を物々交換に使うことを思いつきます。
同時に「貝殻1つで、リンゴ1個と交換」「貝殻2つで、魚1匹と交換」「貝殻4つで、牧草と交換」など、交換する際の目安を決めました。これによって、交換がスムーズにできるようになります。
この目安にあてはめた場合、魚を2匹持っている人は貝殻4つと交換可能であり、その4つの貝殻は、牧草と交換することができます。貝殻の枚数によって交換できるものが変わりますが、これは「モノの価値をはかれる」ということです。
交換のときに余った貝殻、使わなかった貝殻は腐る心配がないので、次に使うときまで保管できます。取っておいても価値は変わりません。この貝殻の役割を果たしているのが、現在の「お金」です。