「七夕」ってどうして「たなばた」と読むの?
公開: 更新:
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。6月27日放送分のテーマは「七夕」です。
七夕は、古くから行われている行事です。七夕の始まりについては諸説ありますが、日本の七夕は「古くから日本で行われていた神様の行事」と、「中国から伝わってきた行事」。そして「織姫と彦星の伝説」の3つが合わさったものと考えられています。
古くから日本で行われていた神様の行事とは、「棚機(たなばた)」と呼ばれるものです。
この行事は、選ばれた乙女が着物を織り、神棚にお供えして秋の豊作を祈ったり、人々の穢れを祓うというものです。選ばれた乙女を「棚機女(たなばたつめ)」、着物を織る機械(はた織り機)のことを「棚機(たなばた)」と呼んでいたそうです。
棚機の行事は毎年7月7日夕方に行われていたことから、「七夕(しちせき)」と呼ばれていました。やがて七夕(しちせき)の読み方が神様の行事の棚機と合わさったことから、「七夕(たなばた)」と呼ばれるようになったそうです。
ちなみに七夕(しちせき)は、1年に5つある節句「五節句」の1つに数えられています。
番組情報
晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・