七夕の始まりに関係する「乞巧奠(きこうでん)」ってどんな行事?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。6月28日放送分のテーマは「七夕の豆知識」です。
日本の七夕の始まりは、「古くから日本で行われていた神様の行事」と、「中国から伝わってきた行事」。そして「織姫と彦星の伝説」の3つが合わさったものと考えられています。
中国から伝わってきた行事とは、奈良時代に伝わった「乞巧奠(きこうでん)」です。この行事は7月7日に、はた織りが上手な織姫にあやかって、「はた織りや裁縫が上手になりますように」とお祈りする風習から生まれたものです。
やがて、はた織りや裁縫だけでなく、書道などの習いごとやお稽古ごとの上達も願うようになったそうです。
「織姫と彦星の伝説」については、織姫は天の神様の娘で、はた織りや裁縫が上手な働き者です。彦星は、牛に荷物を背負わせて運ばせる「牛追い」であり、こちらも働き者の青年です。
そんな2人が出会って結婚しますが、結婚生活があまりに楽しくて、お互いに仕事をおろそかにしてしまいます。それを知った天の神様はお怒りになり、天の川をはさむ形で2人を引き離しましたが、織姫は毎日泣き続けていました。
そんな娘の様子を見て、天の神様は年に一度、7月7日の夜に2人が会うことを許したという伝説です。
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