「禍福は糾える縄の如し」ってどういう意味?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。7月8日放送分のテーマは「ことわざ」です。
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ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」
古くから伝えられていることわざは、先人の知恵が詰まった教えの宝庫と言われています。何か困ったときや悩んでいるとき、辛いときに、ことわざが助けになって背中を押してくれることがあるそうです。
例えば、「禍福(かふく)は 糾(あざな)える縄の如(ごと)し」ということわざがあります。「禍福」とは災いと幸せのことです。「禍福は糾える縄の如し」とは、「災いと幸せは、縄がより合わさるように交互にやってくる」という意味です。
つまり「いまがどんなに辛い状況であっても、前向きな気持ちでいれば必ず明るい道が開けてくる」ということです。逆に、「いまがいい状況であるならば、浮かれることなく気を引き締めていきましょう」という忠告も含まれているそうです。
また現在、何か壁にぶつかっている方や、結果が出なくて焦っているという方には、「よい花は後から」ということわざがあります。
「初めに咲く花より、後から咲く花の方が美しい」ということから転じたもので、「何事でもすぐれたものは時間を十分にかけ、後から現れる。時間をかけなければできない」という意味です。