肉も野菜も満喫! 信州・塩尻の元気いっぱい焼肉駅弁

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

信州和風 牛肉弁当

画像を見る(全6枚) 信州和風 牛肉弁当

いよいよ8月もおしまい。都会の残暑は厳しくても、信州の高原ではひと足早く秋の風が感じられるかも知れません。信州の美しい車窓を満喫できる列車と、夏バテ気味の体に嬉しい、野菜も肉も満喫できる駅弁をご紹介しましょう。

HB-E300系車両・快速「リゾートビューふるさと」、大糸線・信濃常盤~安曇沓掛間

HB-E300系車両・快速「リゾートビューふるさと」、大糸線・信濃常盤~安曇沓掛間

信州の美しい車窓を存分に満喫できる観光列車「リゾートビューふるさと」。平成22(2010)年10月のデビュー以来、週末を中心に、篠ノ井線から大糸線に直通して長野~松本~南小谷間で、全車指定の快速列車として運行されています。先頭車のパノラマはもちろん、座席の大きな窓からは日本三大車窓の1つ・姨捨の絶景や、大糸線に入ると安曇野の風景や北アルプスの美しい山並みを楽しむことができます。

信州和風 牛肉弁当

信州和風 牛肉弁当

快速「リゾートビューふるさと」は、途中の松本で10分(上りは8分)の停車時間があり、改札内の駅弁売店で松本・塩尻の駅弁を仕入れることも可能です。塩尻駅弁・カワカミのロングセラー駅弁の1つ、「信州和風 牛肉弁当」(1100円)は、夏バテ気味の体に、元気をもらえそうな駅弁。パッケージには、信州らしい高原に白樺の木と牛たちが佇む牧場の風景が描かれていて、のどかな旅気分を感じさせてくれますね。

信州和風 牛肉弁当

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【おしながき】
・ご飯(長野県産米)
・信州産牛肉の焼肉
・フライドポテト
・煮物(こんにゃく、ごぼう、玉子)
・生野菜(レタス、きゅうり)
・オレンジ
・ワインゼリー

信州和風 牛肉弁当

信州和風 牛肉弁当

信州産の牛肉を醤油ベースの和風だれで焼き上げた牛肉弁当。牛肉のうま味が上手に引き出され、長野県産の白飯との相性も良く、箸がどんどん進みます。カワカミによると、5年ほど前に牛肉の盛り付け位置を変え、より一層、肉のボリュームアップを図ったそう。旬の夏場は地元産を使用しているレタスときゅうりの生野菜も満載! 牛肉のこってり感と野菜のサッパリ感、〆のデザートもオレンジ(季節によってはりんご)の酸味と、塩尻らしいワインゼリーの甘味で、じつにバランスのいい、心地よい後味が楽しめます。

HB-E300系車両・快速「リゾートビューふるさと」、篠ノ井線・聖高原~坂北間

HB-E300系車両・快速「リゾートビューふるさと」、篠ノ井線・聖高原~坂北間

南小谷行の快速「リゾートビューふるさと」では、週末中心に車内イベントが行われる他、途中、姨捨と穂高で30分あまりの停車があります。穂高では駅前の穂高神社へ参拝も可能です。また、この車両を使った臨時列車「ナイトビュー姨捨」が長野~姨捨間で運行される日もあり、来月(9月)10日の「中秋の名月」の日にも運行が予定されています。のんびりゆったりと楽しみたい、信州の観光列車の旅です。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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