「碁石」の大きさ、黒・白で「0.3ミリだけ違う」のはなぜ?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。9月7日放送分のテーマは「膨張色と収縮色」です。
まったく同じものでも、色によって大きさが違って見えることがあります。大きく見える色のことを「膨張色」、小さく見える色のことを「収縮色」と言います。
膨張色の代表は「白」で、他にもパステルカラーや赤、オレンジなども含まれます。明るい色の洋服を着ると少し太ったように感じてしまうのは、明るい色が膨張色であるからです。明るい色は光を反射して、実際のシルエットよりも大きめに見せてしまいます。
それに対して、収縮色の代表は「黒」です。他にも青や緑色などが含まれます。
膨張色と収縮色の組み合わせが使われているものに、囲碁で使う「碁石」があります。碁石には白と黒の2色が使われていますが、実は大きさが微妙に違うのだそうです。
具体的には、白い石の直径が21.9ミリなのに対し、黒い石は22.2ミリで、0.3ミリ違います。また、厚みも黒い石の方が0.6ミリほど大きいそうです。
同じサイズの白と黒の石を並べた場合、膨張色である白い石の方が大きく見えてしまいます。そこで、見た目のバランスを調整するために、黒い石を少し大きめにつくっているそうです。
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