「着物の原型」は当初「下着」だった?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。11月14日放送分のテーマは「着物」です。
着物は、日本が海外に誇る文化の1つです。海外でもアルファベット表記で「Kimono(キモノ)」と呼ばれています。
現在、日常的に着物を着ることは少なくなりましたが、成人式や結婚式など、節目の行事の際に着られる方も多いと思います。
着物はもともと「着るもの」のことで、衣服全般を指す言葉でした。しかし明治時代以降、洋服が日本人の衣服として一般的になったため、現在では「着物=和服」という認識に変わっています。
「着るもの」としての着物の歴史はとても古く、紀元前の弥生時代には既にあったとされています。ただし、織った布地を体に巻きつけたり、布地の真ん中に穴を開けて頭を通すタイプでした(ポンチョのようなイメージです)。
現代の着物の原型は、平安時代の袖口が小さい「小袖」だと言われています。当時の「小袖」は、公家の方や宮廷に仕える女性などが下着として着るものだったそうです。
鎌倉時代や室町時代になると「小袖」は下着ではなくなり、「いちばん上に着るもの」……つまり「上着」になって、現代の着物へと変わっていったそうです。
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