『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』 10年の時を経て描かれた真実の物語

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【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1093回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

今回は、12月23日に公開された『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』と『ブラックナイトパレード』をご紹介します。

『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』

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映画館で観たい!『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』 ~歌いたい、自分らしく。

アルバム、シングルなど、これまでのトータル・セールスは2億枚超。ビートルズが持つ記録を破り、7曲連続で全米チャート1位を記録。そしてグラミー賞6回をはじめ、輝かしい受賞歴を誇る歌姫、ホイットニー・ヒューストン。

彼女がこの世を去ってから10年。歌うことに命を燃やした“魂の物語”が、ついに映画となりました。

『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』

『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』

『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』のあらすじ

教会の合唱団で、抜きん出た美声を持つ少女がいた。彼女の名は、ホイットニー・エリザベス・ヒューストン。歌手になることを夢見ている少女は、著名なシンガーである母から厳しい指導を受けていた。

ある日、母が歌うステージのオープニング・アクトを任されたホイットニーは、その場にいたアリスタ・レコードのクライヴ・デイヴィス社長に才能を認められ、スターへの道を歩むことに。

圧倒的な歌声を持つ歌手と、名音楽プロデューサー。2つのずば抜けた才能は、数々のNO.1ヒットソングを世に送り出し続け、世界を魅了していく……。

『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』

『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』

『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』のみどころ

稀代の歌姫ホイットニー・ヒューストンを演じたのは、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で注目を集めたナオミ・アッキー。歌うことにすべてを捧げたヒューストンの栄光と苦悩を、エモーショナルに体現。

それと同時に、第25回スーパーボウルでの国歌斉唱シーン(1991年)をはじめとした、彼女を語る上で外すことのできない歌唱シーンを見事に再現。
どこからどう観ても、もはやホイットニー・ヒューストンにしか見えないほどの熱量が伝わってきます。

彼女をスター街道へと導いたクライヴ・デイヴィス役にスタンリー・トゥッチ、ボビー・ブラウン役にアシュトン・サンダース、母親のシシー役にタマラ・チュニー。そしてホイットニーのソウルメイト、ロビン・クロフォード役にナフェッサ・ウィリアムズと、実力派俳優が集結。

ホイットニー・ヒューストンを取り巻く濃密な人間ドラマが繰り広げられます。

『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』

『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』

脚本家兼プロデューサーのアンソニー・マクカーテンをはじめ、『ボヘミアン・ラプソディ』のクリエイティブ・チームと協力してつくり上げられた本作。

製作陣のなかにクライヴ・デイヴィス本人が名を連ねていることからも、本作がいかに真摯にホイットニーの生き様や音楽と向き合った作品であるかを窺い知ることができます。

低俗なヘッドラインにフォーカスすることなく、彼女への敬愛を情感たっぷりに描き出したストーリーは、きっとファンならずとも心を打たれることでしょう。

“THE VOICE”と称されたホイットニー・ヒューストンの素晴らしい歌声に触れながら、是非、彼女の人生を追体験してみて。

『ブラックナイトパレード』

『ブラックナイトパレード』

映画館で観たい!『ブラックナイトパレード』 ~いま暴かれる、サンタクロースの真実とは!?

クリスマスイブの夜、世界中の子どもたちにプレゼントを配るサンタクロース。良い子にはもちろん、悪い子のところにもサンタクロースはやって来る。しかも誰も見たことがない、黒いコスチュームを身にまとったサンタクロースが……。

人気漫画家・中村光の最新作を、コメディ界屈指のヒットメーカー福田雄一監督が実写映画化。

福田組の映画作品では初めての主演となる吉沢亮が、イケメンキャラを封印し、情けない表情を浮かべながら奮闘する姿は必見です。2022年の年末は、ブラックサンタとともに楽しい時間を。

『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』

『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』

『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』

2022年12月23日(金)からTOHO シネマズ日比谷ほか全国の映画館にて公開
監督:ケイシー・レモンズ
脚本:アンソニー・マクカーテン
プロデューサー:クライヴ・デイヴィス
出演:ナオミ・アッキー、スタンリー・トゥッチ、アシュトン・サンダース、タマラ・チュニー、ナフェッサ・ウィリアムズ
原題:WHITNEY HOUSTON: I WANNA DANCE WITH SOMEBODY
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト https://www.whitney-movie.jp/

『ブラックナイトパレード』

『ブラックナイトパレード』

『ブラックナイトパレード』

2022年12月23日(金)から全国東宝系にてロードショー
出演:吉沢亮、橋本環奈、中川大志、渡邊圭祐、若月佑美、藤井美菜、山田裕貴、佐藤二朗、玉木宏

原作 :「ブラックナイトパレード」中村光(集英社「ウルトラジャンプ」「デジタルマーガレット」連載)
脚本・監督:福田雄一
脚本:鎌田哲生
音楽:瀬川英史
主題歌:「白雪」Eve(TOY’S FACTORY)
配給:東宝
(C)2022「ブラックナイトパレード」製作委員会 (C)中村光/集英社
公式サイト https://bnp-movie.jp/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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