1995年、阪神淡路大震災の際、兵庫県に誕生した日本初の臨時災害放送局FM796フェニックスでパーソナリティを務めた臼杵良祐さんが1月17日(火)、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。日本初の臨時災害放送局の開局の裏側を語った。
『飯田浩司のOK! Cozy up!』月曜日~金曜日 6時~8時生放送
1995年の今日、1月17日午前5時46分阪神淡路大震災が起きた。
あの時、臨時災害放送局FM796フェニックスで情報を発信していたパーソナリティの臼杵良祐さんに当時の様子を聞いた。臼杵さんは民放のテレビ局で4年間アナウンサーとして働き1994年12月に退職。兵庫県西宮市の実家に戻っていたところ、自宅半壊の被災。その後、新聞で知ったボランティア募集に応募した。
臼杵さんは臨時災害放送局FM796フェニックスについて「日本初の臨時災害放送局として、兵庫県が免許を取得して2月15日に開局し3月31日まで、1日8時間の放送を続けた。放送していたエリアは兵庫県の神戸、尼崎、西宮、明石、そして淡路島。またスタジオは兵庫県庁の2階の一角を使用。後半は県庁の地下の倉庫に移転した」と説明した。開局第一声を担当したことについて「当時まだ20代。声が震えた」と述べた。
また、放送で苦労した点について「道路が陥没していたため、定期バスが時間通り走れなかった。代わりのバス、代替バスの運行情報の原稿を読んだところ、ディレクターから『だいがえバスと読め』と怒鳴られた。僕はわずかながらアナウンサーとしての教育を受けていたので読めないと言ったところ、ディレクターは『うちはそういう局じゃない。分かりやすい方、優先なんだ』と。今、思うと確かにそうだったなと分かる」と述べた。伝える情報の裏取りについては「情報を提供してくれた人達を信じるしかなかった。行政の方、公民館の方ならデマは言わない。本当は裏取りした方がいいと思うが1995年当時は携帯やインターネットなどが今ほど普及していなかった時代。ディレクターからは『一刻も早く、被災者の方に情報を届けることが最優先だ』と言われた」と当時を振り返った。
■番組タイトル:ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』
~番組はもとより、国内外のPodcastリスナーからもトップクラスの支持を得ている本格派のニュース情報ラジオ番組
■放送日時:毎週月曜~金曜 午前6時~8時 生放送
■パーソナリティ:飯田浩司 (ニッポン放送アナウンサー)新行市佳 (ニッポン放送アナウンサー)
■番組メールアドレス:cozy@1242.com
■番組twitter:@cozy1242
■番組ハッシュタグ:#cozy1242
■番組HP:https://www.1242.com/cozy/
番組情報
忙しい現代人の朝に最適な情報をお送りするニュース情報番組。多彩なコメンテーターと朝から熱いディスカッション!ニュースに対するあなたのご意見(リスナーズオピニオン)をお待ちしています。