東京の「牛肉弁当」がリニューアル! 新たな3つの味とは?
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「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。
夏休みの計画はお決まりでしょうか? 東京からふるさとへ帰省する方、久しぶりに東京へやってくる方、さまざまだと思いますが、“東京から旅立つなら、東京の駅弁をいただく”というこだわりをお持ちの方もいらっしゃると思います。夏の到来を前に、東京の「牛肉弁当」はリニューアルされ、新たな3つの味が楽しめるようになりました。いったい、どのように変わったのでしょうか?
来週月曜日は「海の日」。今週頑張れば、待ちに待った三連休という方も多いでしょう。既にお出かけの新幹線や特急列車の予約を済ませているかも知れません。東北新幹線「はやぶさ」、秋田新幹線「こまち」、山形新幹線「つばさ」、北陸新幹線「かがやき」は、全車指定席の列車ですが、満席になってしまった際は、「立席特急券」が販売されます。文字通り、デッキなどに「立って」乗車するのが基本となります。
せっかくのお出かけ、駅弁を味わうなら、早めの予約でしっかり座席を確保したいものです。東京駅をはじめ、新宿、上野、品川などの各駅で販売されている「牛肉弁当」(1380円)は、今年(2023年)6月から装いが新たになりました。製造するJR東日本クロスステーション(日本ばし大増)によると、当初は4月のリニューアルを目指していましたが、玉子不足の影響を受け、弁当の構成の見直しを余儀なくされたため、6月の発売になったと言います。
【おしながき】
・白飯
・牛肉のしぐれ煮
・照り焼きハンバーグ
・牛すじ味噌焼き
・金平ごぼう
・煮物(筍、蓮根、人参)
・野菜しそ漬け
・柚子入り練り七味
今回は、牛肉弁当の定番・牛肉のしぐれ煮に加えて、ハンバーグと牛すじの味噌焼きが入ったことで、一層、味のバリエーションが増えました。前回、2020年のリニューアルでも“3つの味”が楽しめる牛肉弁当になっていましたが、今回は、よりわかりやすい味付けになったのが特筆すべき点。製造元のJR東日本クロスステーションも、最後までお客様が飽きることのない、満足感溢れる「牛肉弁当」に仕上げられたと胸を張ります。
「海の日」も近いですが、海が楽しめる特急と言えば、東京・新宿から千葉・外房へ向かう「わかしお」号もその1つです。一部の列車で活躍する255系電車は、平成5(1993)年7月2日のデビューから30年を迎えました。これに合わせて、外房線の沿線ではスマートフォンを活用したデジタルスタンプラリーも行われています。“房総ビューエクスプレス”のTVCMでも懐かしく思い出しながら、駅弁を頬張って、海を観に行きたいものです。
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連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/