トマトの語源「トマトゥル」は、もともと「何を指す言葉」だったの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月7日放送分のテーマは「トマト」です。
「トマト」はナス科の植物で、ナスやピーマンなどと同じ仲間です。トマトの原産地は南米のアンデス高原とされています。その後はメキシコに伝わり、食用として人の手で栽培されるようになりました。
「トマト」という名前は、メキシコ先住民の言葉で「ふくらむ果実」を意味する「トマトゥル」が由来だと言われています。もともとは食用のホオズキを指す言葉でしたが、形がよく似ており、同じように料理に使われることから「トマト」も同じ名前で呼ばれるようになったそうです。
トマトは16世紀ごろ、船で世界の海を渡り歩いたスペイン人によって、ヨーロッパに伝えられました。しかし当時、「トマトには毒がある」という迷信が流行しており、食用ではなく観賞用とされていました。
17世紀の終わりごろになると、南ヨーロッパで「食用」として利用されるようになります。
イタリア語でトマトは「ポモドーロ(pomodoro)」……「黄金のリンゴ」という意味があります。ちなみに日本では、トマトソースでつくるパスタを「ポモドーロ」と呼んでいます。トマトやタマネギ、ニンニク、オリーブオイルなどでつくるシンプルなソースが特徴のパスタです。
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