あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月16日放送分のテーマは「夏休みの宿題」です。
「夏休みの宿題」は明治時代に誕生したとされていますが、詳細な時期はわかっていないそうです。ただ、宮崎県で1910年(明治43年)当時の「夏休みの宿題帳」が発見されているため、この時期にはあったと考えられています。
内容としては算数や理科、漢字の書き取りの他に、日記もあったそうです。その後、大正時代になると出版社が「夏休みの宿題用の教材」を発行し、徐々に課題と日記は別々になっていきます。
戦後になると都道府県別に教材をつくるようになり、その土地ならではの問題や課題が出されるようになりました。現在では、多くの学校で民間の教材が使われています。
『夏休みの友』など、自治体ならではの教材もあります。主に公立の小中学生を対象に出される夏休み用のテキストで、あらゆる教科の課題が1つにまとめられています。
『夏休みの友』の歴史は古いのですが、実は全国区ではありません。そのため、お住まいの地域によっては存在を知らない方も多く、あるいは同じ地域でも採用していない学校もあるそうです。
また『夏休みの友』ではなく、岐阜県などのように『夏の友』と呼んでいたり、地域によってさまざまな名前があるそうです。
番組情報
晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・