「そば」は江戸時代まで「細長い麺」ではなかった
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。9月11日放送分のテーマは「そば」です。
「そば」はソバの実を挽いてつくる、そば粉を使った麺類です。「全国製麺協同組合連合会」によると、「そば粉:30%以上、小麦粉:70%以下の割合で混ぜ合わせた原料を用いたもの」を「日本そば」と呼んでいるそうです。
一般的には「そば=日本そば」というイメージが強いと思いますが、小麦粉からつくられる「中華そば」や「沖縄そば」などもあるため、区別する意味で「日本そば」という表記が使われるそうです。
他にも、ひらがなではなく漢字で「蕎麦」と表記することにより、見た瞬間に「日本そば」だとわかるようになっています。
そば粉をつくるのに必要なソバの実は「ソバ」という植物から採れますが、縄文時代のころには日本に伝わり、栽培されていたそうです。
そばには長い歴史がありますが、細長い麺にして食べるスタイルが庶民の間に定着したのは、江戸時代の後半以降になってからです。それまでは、そば粉をお湯で溶いて練った「そばがき」を食べていたと言われています。
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