山口百恵『秋桜』 なぜ初期案の『小春日和』からタイトル変更されたのか

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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。9月27日放送分のテーマは「コスモス」です。

山口百恵『秋桜』 なぜ初期案の『小春日和』からタイトル変更されたのか

※画像はイメージです

日本の秋の花を代表する「コスモス」ですが、原産地はメキシコです。18世紀の終わりごろ、スペイン人がメキシコから持ち帰り、「コスモス」と名付けたと言われています。

この名前はギリシャ語で「秩序」や「調和」、「美しい」という意味の「Kosmos(コスモス)」に由来します。花びらが整然と並び、全体的に調和のとれた形をしていることから名付けられたそうです。

コスモスが日本に伝わったのは明治時代であり、漢字で「秋桜(あきざくら)」と名付けられました。主に秋に咲くことや、花びらの形が桜に似ていることから「秋に咲く桜のような花」という意味があったそうです。

しかし、現在は「あきざくら」ではなく「コスモス」と読むのが一般的になっています。1977年、さだまさしさんが山口百恵さんのためにつくった曲のタイトル『秋桜(コスモス)』のヒットによって、読み方が定着したと言われているそうです。

ちなみに、さださんの話によると、つくった際のタイトルは『小春日和』だったそうです。

ところが、漢字で「秋桜」と書いてあるのに「コスモス」と歌う歌詞に驚いたプロデューサーから、「タイトルを変更させてもらえませんか?」と提案され、『秋桜(コスモス)』の曲名になったそうです。

番組情報

羽田美智子のいってらっしゃい

毎週月曜〜金曜 7:37 - 7:42

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