肉の日の駅弁は「常陸牛」「常陸の輝き」をダブル焼肉で!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

ダブル焼肉弁当

画像を見る(全6枚) ダブル焼肉弁当

毎月29日は「肉の日」。肉の日に出張や観光でお出かけの方は、意識して「肉駅弁」を選んでみるのも楽しそうです。ご当地性が重視される駅弁では、全国区のブランド肉だけでなく、駅弁屋さんがある地域ならではのご当地ブランドを、お試し感覚でいただくことができます。今回はいま、観光キャンペーンが開催されている茨城県のブランド肉「常陸牛」と「常陸の輝き」を焼肉でいただきました。

E657系電車・特急「ひたち」、常磐線・赤塚~内原間

E657系電車・特急「ひたち」、常磐線・赤塚~内原間

12月いっぱいまでJRグループと自治体によって開催されている「茨城デスティネーションキャンペーン」。季節が進んで、青い空が広がる日も増えてきました。冬になると、乾いた空っ風が吹きつける北関東。群馬では「上州の空っ風」や「赤城おろし」、栃木では「男体おろし」「那須おろし」などと呼ばれますが、茨城県では「筑波おろし」と呼ばれるそうです。風を通さない服装で、晩秋から初冬の柔らかな日差しを浴びると気分がいいものですね。

ダブル焼肉弁当

ダブル焼肉弁当

茨城デスティネーションキャンペーンに合わせて登場した、水戸駅弁・しまだフーズの新作駅弁の1つに「ダブル焼肉弁当」(1380円)があります。掛け紙にも、“茨城ブランド牛・常陸牛”と“茨城ブランド豚・常陸の輝き”の文字が躍っています。この「ダブル焼肉弁当」は、水戸駅のNEWDAYSはもちろん、東京駅の「駅弁屋祭 グランスタ東京」など、首都圏の主要駅でも販売があります。

ダブル焼肉弁当

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【おしながき】
・白飯(茨城県産米使用)
・常陸牛カルビ焼き
・常陸の輝き(豚)の味噌焼き
・人参ナムル
・小松菜ナムル
・煮物(れんこん、椎茸)
・紫キャベツのマリネ
・栗の甘露煮

ダブル焼肉弁当

ダブル焼肉弁当

常陸牛はカルビ焼き、新しいブランド豚・常陸の輝きはしまだフーズの人気駅弁「豚べん」で定評のある味噌焼きに仕上げた「ダブル焼肉弁当」。人参と小松菜のナムルも入って、列車内でもプチ焼肉屋さん気分が楽しめます。さらに駅弁マークをつけた駅弁屋さんの焼肉弁当は、本人だけが香りを楽しめるような配慮も万全。この他、茨城らしい蓮根や栗の甘露煮が添えられ、紫キャベツのマリネのサッパリ感も、心地よさを演出してくれます。

E531系電車・普通列車、常磐線・赤塚~水戸間

E531系電車・普通列車、常磐線・赤塚~水戸間

常磐線の中距離電車では、10両編成・5両編成各1本だけ、ローズピンクの帯を巻いた車両が活躍しています。常磐線は気象庁地磁気観測所の観測業務に影響を及ぼさないよう、取手の先から交流電化となっており、国鉄時代は、ローズピンクのカラーをまとった交直両用の電車が運行されてきました。その後、昭和60(1985)年のつくば科学万博を契機に、いまに続くブルーの帯を巻いた塗色となりました。その意味では中高年世代には少し懐かしいローズピンクの電車です。

(参考)鉄道博物館ホームページほか

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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